ドリアンイェーツ、ロニーコールマン、ジェイカトラー。
この3人は世界で最も偉大なボディビル大会、ミスターオリンピアを制した選手達です。
3人に共通して言えるのは、圧倒的なバルクを誇っているということです。このように巨大なボディビル選手はマスモンスターと呼ばれています。
彼ら以外にもミスターオリンピアで活躍したマスモンスター達がいます。
今回はミスターオリンピアに輝いた3人に匹敵する、もしくはそれを凌ぐほど巨大なマスモンスター達を紹介します。
Lou Ferrigno
ルーフェリグノは1970年代、アーノルドシュワルツネッガーと同時代に活躍した、アメリカのボディビルダーです。
彼は1975年に24才と言う若さで引退をしてしまうのですが、その17年後の1992年に再びミスターオリンピアの舞台に登場します。
そのときの彼の体重はなんと315ポンド(143kg)でした。これはオリンピア史上もっとも重い体重だと思います。コンディションはよくなかったようですけどね。
1992年はドリアンイェーツが、今までにはない圧倒的なバルクではじめてミスターオリンピアに輝き、ゲームチェンジャーと呼ばれるようになったのですが、そのドリアンイェーツが小さく見えてしまうくらい、ルーフェリグノは巨大でした。
Nasser El Sombaty
二人目に紹介するマスモンスターはナッサーエルソンバティ。生まれはドイツですが、エジプトとボスニアのハーフです。
マッスルグリルで薊さんがブロリーのフィギュアをナッサーと言ってましたよねw
まさに、ブロリーかってくらい巨大な選手で体重はもっとも重いシーズンで290ポンド(130kg)でした。
彼はちょうどドリアンイェーツとロニーコールマンがミスターオリンピアで優勝していた時期に活躍していた選手で、その両者とも戦っているのですが、バルクではまったく劣っていません。
ミスターオリンピアでの最高順位は1997年の2位でした。
Markus Ruhl
マーカスルールはドイツのボディビルダーです。
1999年にプロデビューし、2010年まで活躍した選手です。
この選手も薊さんが「ボディビルダー運動会に呼ぶ」と冗談を言っていた選手ですね。
で、同時期に活躍していたマスモンスターといえば、もちろんロニーコールマンとジェイカトラーという二人のミスターオリンピア。
でもその両方と比べても、全然劣っていない、むしろマーカスの方が大きいというくらいの選手でした。
体重は大会の時で282ポンド(128kg)。
マーカスは何と言っても肩がめちゃくちゃデカかった選手です。メロンどころかスイカくらい大きい肩を持っていました。
ただ、バブルガットが結構ひどかったので、あまりいい順位につけることはできませんでした。ミスターオリンピアでの最高順位は2004年の5位です。
Gunter Schlierkamp
最後に紹介するのはグンターシュリアキャンプです。ドイツのボディビルダーで、1994年からプロの大会に出始めて、2006年まで活動していました。
身長が185cm。体重はコンテストコンディションで300ポンド(136kg)を誇っていました。
まさにマスモンスターと呼ぶにふさわしいのですが、ポージングをしている時の笑顔がとても柔らかくて優しい印象を受けるので、体はすごく大きいのに威圧感がなく親しみやすい印象の選手です。
彼はミスターオリンピアでは最高で4位(2005年)だったのですが、コンディションが抜群の巨体と親しみやすさもあってか、とても人気の選手でした。
彼の一番印象的なシーンといえば、ネックさんがYouTubeで紹介していた、2002年のミスターオリンピアでの順位発表ですよね。
その年、彼はめちゃくちゃいいコンディションを持ってきていて、ステージ上で最もいいコンディションだったと言ってもいいくらいだったのですが、結果としては5位という順位でした。
その結果に対して会場から、今までなかったくらいの大ブーイングが起きるんですよね。
でも、グンター本人はそんなオーディエンス達を「まあまあ」となだめるような仕草をして、笑顔で5位という順位を受け入れていました。
その姿に対して、ブーイングから一気に歓声に変わり会場のみんなが立ち上がって拍手を送るというシーンです。
素晴らしいボディビルダーというだけでなく、人としてもグンターシュリアキャンプは好きな選手ですね。
まとめ
ということで、ミスターオリンピアになったことのないマスモンスターを4人紹介しました。
この中で言ったら個人的にはグンターシュリアキャンプが一番好きですね。
皆さんは好きなマスモンスター選手はいますか?
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