さあ!
今回は、ハディ・チョーパンの紹介をします。
ハディ・チョーパンはイランのボディビルダーで、今年、ミスターオリンピアに初出場で第3位になりました。
ビザの問題でオリンピア出場が絶望的と見られていたなかでのこの快挙は、今年のオリンピアのハイライトの一つですよね。
今注目のボディビルダーということで、ご紹介します。
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ボディビル選手・ハディ・チョーパンのプロフィール
- 体重:90.7〜100kg
- 身長:169cm
- 誕生日:1987年9月26日(32歳)
- 出身:イラン
- あだ名:Perusian Wolf(ペルシャの狼)
ハディ・チョーパンが生まれたのはイランの貧しい家庭だったそうです。
家計を支えるために、若い時から建設現場や、商店などで働いていました。大変ですよね。
そんな中、13歳の時に、ボディビルにハマって、友人や家族の前でポージングをしていたそうです。
でも、当時、ガリガリだったから周りからは冗談と受け取られていました。
15歳の時に、体を鍛えるために、コーチをつけてトレーニングを始めますが、とても体が小さかったため、5kgのウェイトしか使わせてもらえなかったとか。
ところが、それから3年で国際大会で3位になるほどの実力をつけました。
ハディ・チョーパンの戦歴
ハディは2013年から2015年まではWBPFのプロとして活動していました。
アジアチャンピオンシップやワールドチャンピオンシップで3年連続で優勝しています。
もうこの頃になると、最初ガリガリだったことが信じられないですよね。
2017年、満を持して、オリンピアアマチュアに参戦。IFBBのプロカードを取得しました。
その年のシェルクラシックプロ、アジアグランプリ、サンマリノプロに出場、全て第2位。
2017年、2018年にはオリンピアの出場権を得ましたが、当時から大統領となったトランプの政策により、イランからアメリカへのビザが取得できず、大会には出場できませんでした。
そして2019年、今回もダメかなと思っていましたが、なんとこの問題が解決し、念願だったオリンピアへの出場を果たしました。
それまで、212クラスに出場していましたが、ここに来てオープンクラスに挑戦。物議を醸しましたが、なんと初出場で第3位という偉業を達成。
さらには、観客が一番だと思う選手を選ぶピープルズチャンプも獲得。華々しいオリンピア初出場となりました。
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ハディ・チョーパンの体の特徴
身長や体重から想像する体よりも、かなり大きく見えるし、迫力がすごいです。
一つ一つの筋肉が、風船みたいにパンパンに膨らんでいます。
特に、足の発達が素晴らしく、普通の人の胴回りくらいはありそう。オープンクラスの中でもトップレベルの大きさだと思います。
そして僕が一番好きなハディが強い部分は、コンディションの良さです。
どの大会でも、お尻やハムストリングスのスジが見えちゃうくらい超バキバキに仕上げられた体で登場するんですよね。
めっちゃカッコいいです。
逆に、ここは今ひとつっていうところは、ポージングですかね。
これも、好みもあるかもしれませんが、一つ一つのポージングをとるときのスピードが早すぎるというか、荒い感じがします。
バンッ!
ドンッ!
て感じ。
まあ力強さはあるのかもしれませんが、もう少し丁寧に、じっくり見せつけるようなポージングが、僕は好きですね。
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ハディ・チョーパンがミスターオリンピアになる可能性
最後にハディ・チョーパンがミスターオリンピアになる可能性を考えてみたいと思います。
個人的には、その可能性は十分にあるんじゃないかと思います。
というのも、2019年のミスターオリンピアでは3位でしたが、優勝したブランドン・カリーにまったく劣っていなかったからです。
実力的には、ミスターオリンピアになってもおかしくない体だと思うんです。
過去に初出場で、いきなりミスターオリンピアになった選手は、ほとんどいません。少なくとも初出場から2年以上たってから優勝しています。
個人的には、ミスターオリンピアになるためには、ある程度の実績も、重要になってくると思っています。
また、そのなかで進化を見せることも重要となります。
今年優勝したブランドン・カリーは、正にとんでもない進化を見せて優勝した選手です。
なので、ハディがこのまま、すばらしい体でオリンピアに出場し続けていれば、オリンピアになれるのではと思います。
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まとめ
ということで、今回は、ハディ・チョーパンを紹介しました。
2017年にいきなりIFBBの世界に現れて、一気にオリンピア第3位にまで上り詰めた選手です。
今後が非常に楽しみですよね。