ミスターオリンピア2021のオープンボディビルの予選が終了しました。
いやー、やっぱオリンピアは燃えますね。様々なところで接戦が繰り広げられている感じでとても見ていて面白かったです。
予選を見たうえでの私の感想を書いていこうと思います。
トップ2のビッグ・ラミーとブランドン・カリーは接戦
大会前、少なくとも大きさではビッグ・ラミーの独壇場だろうと思っていたのですが、ブランドン・カリーがかなりラミーに迫っていて驚きました。
上半身、特に肩、腕、胸に関してはラミーよりもブランドンのほうが大きく見えました。
フロントラットスプレッドで今年、ラミーは少し状態を直立ぎみにしています。腹筋をはっきりとさせる効果を狙っているのでしょうか。そのことによって胸が目立ちにくいポーズになってしまっています。
対してブランドンは胸をそらせているので、胸の上部のふくらみが見えやすく、また背中の広がりも出やすくなっていると思います。
そしてサイドチェストのポーズではブランドンの腕と肩の大きさが映えていますね。
同じくサイドトライセップスでもブランドンの三頭筋の大きさが際立っています。また、ブランドンは少し正面気味になっていてくっきりと割れた腹筋と引き締まったウエストがアピールできている点もいいですね。ですが、下半身に目を移すともうこれは完全にラミーの圧勝という感じです。ラミーは重心を落として足をしっかりと曲げることで足に力を入れてカットをくっきりと出していますね。
背中は広さは当然ビッグ・ラミーが勝っていますが、僧帽筋が作り出す立体感ではブランドンも負けていないという感じでしょうか。
このトップ2はかなり競っていると思うのですが、もし決勝もこのままの感じだとラミーが優勝する可能性が高いかなと思っています。
昨年のチャンピオンを倒すには、どう見ても満場一致でブランドンが勝ちっていう状況が必要になってくると思うんですよね。なので、ブランドンが勝つには明日の決勝でラミーをぶち抜く何かを見せる必要があるかと思います。
皆さんはどう思いますでしょうか。好みでいえば僕はブランドンを応援したいですね。
3位は、ニック・ウォーカー?それとも。。。
ファーストコールから推測すると3位~6位はハディ・チョーパン、ハンター・ラブラダ、ニック・ウォーカー、ウィリアム・ボナックですが、この順位は流動的だったように思います。
後にもう一度呼ばれときは、ニック、ハンター、ウィリアム、ハディの順番でした。
驚いたのはハンター・ラブラダの大きさですね。ニックよりも全体的な大きさは勝っていたと思います。特に正面から見た時の背中の広がりはトップ2に迫るものを持っていました。
筋肉の密度や立体感でいえば、ハンターよりもニックのほうが上だったように見えました。さらにはウィリアムやハディはニックのさらに上にいたように見えますが、大きさの面でウィリアムとハディはニック、ハンターに少し劣っていたように思います。
下半身を見るとニックとハディがよくて、ウィリアムとハンターは少し劣るといった感じでしょうか。背中の立体感ではこの中だとハディの独り勝ちですね。
個人的に応援しているのはウィリアムなのですが、大きさの面で劣ってしまっているように見えました。ですが、コンディションの面ではウィリアムが良かったですね。ハディは去年と比べると少し甘いような気がしました。
見る部分によって優劣がかわってくる混戦状態ですが、今年のオリンピアのトレンドを考えるとニックとハンターが3位を争っているような気がします。
すべては決勝までわからない
今回のオリンピア、非常にレベルが拮抗していて面白いですね。
現時点での順位は出ていますが、明日の決勝のときの選手たちの状態によっては、ガラッと変わる可能性もあります。
明日の決勝が楽しみですね。