2022年のミスターオリンピアはオープンボディビルのカテゴリで30人近くの選手が出場します。
これは今までで最大規模の出場人数で、これだけ人数が多いと何が起きるかわからない、予測不可能なオリンピアとなりそうです。
それでも敢えて順位予測をしてみたいと思います。
しかもトップ5とかトップ10とかじゃなくて、
全順位予測しちゃいます。
まあ、当てる気は全くないですし、そもそも16位以降の順位はつかないかも。
でもこんなに多くの選手が揃うオリンピアそうそうないので、楽しそうだからやっちゃいます。
それでは行ってみましょう!
第30位〜第11位
まず、今年のオリンピアへの出場権を獲得している選手は全員で36人いるのですが、その中の何人かはすでに出場しないことが決まっていたり、212クラスへの出場することになりそうな人がいたりして、公式なリスト上ではオープンクラスに出場するのは28人になっています。
なので、28位から予測していきたいと思います。
- 第28位:Andrea Muzi
- 第27位:Theo Leguerrier
- 第26位:Vitor Boff
- 第25位:Mohammad Alnsoor
- 第24位:Patrick Johnson
- 第23位:Vladyslav Sukhoruchko
- 第22位:Antoine Valliant
- 第21位:Rafael Brandao
- 第20位:Jel Thomas
- 第19位:James Hollingshead
- 第18位:Tonio Burton
- 第17位:Mohamed Shaaban
- 第16位:Blessing Awodibu
- 第15位:Akim Williams
- 第14位:Andrea Presti
- 第13位:Charles Griffen
- 第12位:Iain Valliere
- 第11位:Justin Rodriguez
と、こんな感じになりました。
2021年はトップ10入りしていたMohamed Shaaban、Akim Williams、Iain valliere、Justin Rodriguezを11位以下に予測しています。
4人もの選手をランクを下げて予測したのは、それだけ今年は強力な新しいメンバーが出場しているということです。
この中で注目度が高い選手は16位に予測したBlessing Awodibuでしょうか。BlessingはSNSでの人気が高い選手でとてもスタイリッシュでカッコいい体をしています。コンディションも良いのでこの予測は過小評価かも知れませんが、オリンピア初出場でどう評価されるか未知数であることと、オリンピアでは大きい選手が評価されやすいという傾向からこの順位に予測しました。
ちなみに、Blessing自身は自分を第4位になると予測しています。強気ではあるけど、1位と予測していないところに若干の謙虚さと現実的なところが見え隠れしていて面白いです。でもこういう強気な姿勢は嫌いじゃないですね。
あと21位に予測しているRafael Brandaoですが、実はBrandon Curryは5位に入ると予測しているんですよね。確かにとてもバランスの良い選手ではあるんですが何がここまで上位に予測させるのでしょうか。生で見ていない私にはわからない強みや、同じ選手だからこそ感じる才能があるのかも知れません。
第10位〜第4位
さあ、ここからは一人ずつ順番に予測していきましょう。
第10位 Samson Dauda
オリンピア初出場のSamson Daudaがいきなりトップ10に予測しました。Samsonはプロポーション派の選手で、オリンピアではあまり評価されにくいタイプではあるのですが、SNSで見られる最近のサイズアップは凄まじいもので、オリンピアでもトップで戦える体になっているのではと思っています。
Cedric McMillanがオリンピアでもトップで戦えていたように、Samsonもプロポーション派ボディビルダーの素晴らしさをオリンピアで見せつけてほしいですね。
第9位 Michal Krizo
エリートプロからやってきたマスモンスターMichal Krizoを第9位に予測しました。
この大きさは驚異的だと思いますね。プロリーグでも全く見劣りしていないサイズです。背も高いので他選手と比べても一段と大きく見えます。
Big RamyやBrandon Curryと並んだときにどう見えるのかがとても楽しみですね。
第8位 Derek Lunsford
2021年212オリンピアのチャンピオンDerek Lunsfordを第8位に予測しました。
Derekは212出身ですがオープンクラス挑戦が決定した後のサイズアップの仕方がハンパないです。Pittsburgh Proのゲストポーズではオフとはいえ、あのNick WalkerやHunter Labradaと比較しても遜色のない大きさを誇ってしました。
SNSではオリンピアに向けて減量が進んでいても大きさを維持しているように見えます。
Dennis JamesやMilos Sarcev、Jose raymondは6位予測、Markus RuhlやNick’s Strength and Powerは5位予測とかなり期待を持ってみられていますが、個人的にはコンディションを整えるのがそこまで得意ではないという印象があるので、そこが心配ですね。
それが杞憂に終わればさらに上の順位の可能性もあるかと思います。
第7位 Andrew Jacked
2022年で最も注目を集めたボディビルダーAndrew Jackedを第7位に予測しました。
個人的な好みだけで言えばもっと上の順位をつけたかった。
素晴らしいプロポーションとXフレームによる美しさと迫力を兼ね備えた、溢れる才能を持っているAndrewですが、今年はまだトップオブトップではないのかなと思います。来年にはかなり期待していますが。
というかAndrewより上に予測している選手たちの存在感がハンパないので、注目を集めたAndrewといえどもオリンピア1年目で彼らよりもアピールすることは、かなり大変なことだと思います。
ボディビルでトップに立つには、体はもちろんなのですが、ステージ上で視線を集める存在感の大きさ、アピールの強さもかなり重要なポイントだと私は捉えています。なので出場経験の多い選手ほど有利な面があります。
ただこの予測を超えて、会場の目を一身に集めるようなステージングをしてくれたらめちゃくちゃ興奮しちゃいますけどね。
第6位 Hunter Labrada
2021年オリンピアで第4位だったHunter Labradaを今年は第6位に予測しました。
Hunterの強みはバランスの良さにサイズが兼ね備わっているところだと思います。
正直、2021年オリンピアで一番驚いたのはHunterの第4位でした。Hunterはバランスの優れた選手であることは認識していたのですが、失礼な発言になってしまいますがサイズはそこまでだと思っていたので、オリンピアで上位に入ってくるとは思っていませんでした。
ところが実際にはNick Walkerと並んでも引けを取らないくらいのサイズも持っていました。こんなに大きいと思ってなかったんですよね。
今年はそのサイズにもさらに磨きをかけているようですし、強敵の多い2022年のステージでも第6位というトップクラスの順位に入ってくると思います。
第5位 William Bonac
2021年は第6位と順位を落としてしまっていたWilliam Bonacを今年は第5位に予測しました。
現在のボディビルダーの中でWilliamほど安定感のあるボディビルダーはいません。完璧なバランスを持っていて、迫力もあって、コンディションもよくて、ポージングも良くて、スタイリッシュで人格も優れているという完璧に最も近いボディビルダーなんじゃないかと思っているのですが、唯一サイズだけが、オリンピアトップに行くには足りていない点でした。
Big Ramyがチャンピオンになった2020年以降、それまでにも増してサイズへの要求が大きくなったオリンピアで順位が落ちていく傾向にあり、このままいけば今年は7位〜8位くらいという予測もできたのですが、今年はWilliamもサイズアップにも力を入れている様子が伺えたので、トップオブトップとは行かないまでも昨年よりも順位を上げてくるのではという予測をしました。
第4位 Nick Walker
Hunter LabradaやWilliam Bonacが2021年よりも進化していたとしても尚、Nick Walkerはその上を行くのではないかと思っています。
Nickの体は今のオリンピアが求めている体そのものです。つまり大きさと迫力を全面に押し出した体であるということです。
ルーキーイヤーだった昨年の時点で既にNickのモンスター的な体は出来上がっていたのですが、今年はそれにさらに磨きがかかっています。
またオリンピアの他にアーノルドクラシック、Newyork Proに出場していた昨年とは違い、今年はオリンピア一本に絞ってきており、準備は万全だと思われます。
来年以降、新しい世代が追随することになるとは思いますが、まず世界のトップに片手を掛けるのはNick Walkerでしょう。
Dennis Jamesの第2位予想を始めとして、Dexter Jacksonによる第3位、Chris Cormierによる第4位予想と周りの期待の高さも窺えると同時に、Nick自身は当然というように自分が1位だという予想をしています。相変わらずの自信ですね。
この周りの期待や自信の大きさはステージで生きてくるんですよね。Andrewの項でも書いたようにジャッジの目を集めるのも大事なポイントです。Nickはその点がめちゃくちゃ強いし、それに見合う体も持っています。
もしかすると、今回トップ3にも手が届いてしまうかも知れません。
そして、次からいよいよトップ3の予測です。
第3位 Brandon Curry
2020年、2021年と2位だったBrandon Curryを今年は第3位に予測しました。
正直、これは純粋な予想というよりは、こうなった方が盛り上がるんじゃないかという願望が半分混じっているような予測ですね。
後で発表する2位予測の選手と入れ替わっていても、予測として何ら違和感はないですし。
だた、Brandonは2年連続2位だったということで、今年何か進化していないとやはり飽きられてしまうのではないかと個人的には考えています。優勝できなければ3位にされちゃうんじゃないかなと。
もう言っちゃいますけど2位はHadiを予測しているのですが、Hadiとの差があまりに拮抗しているので、はっきりとした順位をつけられない気がするんです。
そうなると、去年はBrandon2位だったから、今年はHadiを2位にしようかみたいな。いい加減に聞こえてしまうかも知れませんが、そんなこともあり得るかなと思いました。
ただBrandonを3位以下に予測するは流石に無理がある気がしていて、ウエストに引き締まりを維持した状態でBig Ramyと渡り合えるサイズまで鍛え上げられた上半身は、間違いなくトップオブトップだし、一度世界を制している王者としての貫禄があるステージングを超えられる選手はなかなかいないと思います。
3位予測ですが、2位でも納得だし、むしろ優勝しても全然不思議ではないと思っています。
第2位 Hadi Choopan
2019年は第3位、2020年は4位、そして2021年に第3位だったHadi Choopanを2022年の今年はいよいよ第2位になるのではと予測しています。
というか2019年からずっと、2位でも全然おかしくない体なんですよね。
今年、もしBrandonと比べて、どちらかが間違いなく上だと判断できる差がついていれば、その通りの順位になるのでしょうが、BrandonとHadiがお互いに進化していて、結果的に二人の差が変わっていないとHadiが2位になる可能性が高い気がしており、個人的にはそうなるのではと思っています。
Hadiはトップ3の中ではダントツにコンディションがいい選手で、ハードな質感からくる迫力が強みになっています。さらに身長が低いので一見コンパクトだけど部位毎に見ると全てのパーツがでかいのも迫力を生み出しているかと思います。
ただその一見した時のコンパクトさが、一見するだけででかいBig RamyやBrandon Curryと比べて不利になることはあるかも知れません。しかし、Hadiも他の選手と同様に今年はサイズアップしていると思うので、やはり2位と予測していますが、本当にどうなるかは全くわかりません。
優勝 Big Ramy
ということで2022年オリンピアはBig Ramyが3連覇を果たすのではというのがズナリーの予想です。
現状、大きさでBig Ramyを超えられる選手がいない以上、Ramy自身が落ちてきてくれない限りは、他の選手がRamyに勝てる見込みは非常に小さいと思います。
しかもSNSなどでは今年Ramyは今までで一番サイズアップしているという噂ですし、コンディションもオリンピアの何週も前の段階で仕上がっているような様子も見られます。
これらを全て信じて、ポジティブな見方をしたらRamyの3連覇に死角はないように思います。
いろんな選手たちの予測でも、2位以下の予測はばらつきはあったのですが、優勝はBig Ramyというのが大方の予測でした。
私が確認している中でBig Ramy以外を優勝と予測しているのはNick WalkerとBrandon Curryだけです。(二人とも自分が優勝すると予測しています。カッコいい)。
ただこういう時こそ予測が外れて盛り上がったりするんですよね。
まとめ
ということで、ズナリー的な2022年オリンピアオープンボディビルの順位予測をしてみました。
今年は出場する選手の数も多いし、初出場で実力のある選手も多いので予測は難しいです。
でもその分、大会当日が楽しみです。
ミスターオリンピアは2022年の12月16日〜18日に開催されます!
コメント