【選手紹介】世界最高のプロポーションを持ったボディビルダー

【選手紹介】世界最高のプロポーションを持ったボディビルダー

こんばんは、ズナリーです。

2018年のミスターオリンピアでショーン・ローデン(Shawn Rhoden)が優勝したことによって、大きさが重視されていたオリンピアが、再び黄金期のようなプロポーションを重視した大会になろうとしています。

そして、その大きさを重視する大会を作ったドリアン・イエーツ(Dorian Yates)やロニー・コールマン(Ronnie Coleman)が活躍していた1990年代に、実は史上最高といわれるプロポーションを持った選手がいました。

それは、フレックス・ウィーラー(Flex Wheeler)です。

世界最高のプロポーション

フレックス・ウィーラーは1965年にカリフォルニア州で生まれました。

身長は177cm、体重はコンテスト時で約109kgでした。

1993年にミスターオリンピアに初出場し、いきなり2位になっています。

見てわかるとおり、フレックスはめちゃくちゃ筋肉のバランスがいいです。

手足が長く、胴は短く、腰周りが小さくプロポーションは抜群で、その上、左右の対象性がものすごく整っているんです。

これほどに美しい筋肉を持った選手はなかなかいません。

そして、腕と肩がめちゃくちゃでかいんですよね。これがウエストの細さを更に際立たせています。

(c)YouTube/MuscleMutant

1993年、優勝はドリアン・イエーツでしたが、そのときのドリアンと比較しても腕や肩は勝っていると思います。ウエスト周りは言わずもがなですね。

そして、フレックスのもうひとつすばらしいところは、バックダブルバイセップスをした時の背中です。

決してすごく大きいわけではないんですが、肩、僧坊筋、広背筋のセパレーションがとんでもなく深くて、まるで蛇がうねっているみたいな背中ですよね。

しかも、やはりこの背中も対象性がすばらしく整っています。

ミスターオリンピアでは1位になれなかった

大きな大会では、アイアンマンプロで5回、アーノルドクラシックで4回、フランスグランプリ、サウスベンチプロ、ナイトオブチャンピオン、ハンガリアングランプリでそれぞれ1回ずつと、数々の大会で優勝を果たしています。

でも、ミスターオリンピアでは1993年2位、1995年8位、1996年4位、1998年2位、1999年2位、2000年3位、2002年7位と、優勝することはできませんでした。

それは当時のミスターオリンピアがマスモンスターを求めていたからなのかなと思います。

時代が違えば間違いなくミスターオリンピアに慣れていたでしょう。

また、彼自身もたびたび悲劇に見舞われており、1994年には交通事故で大きな怪我を負い、それでも1998年に再び2位にまで上り詰めました。しかし、1999年には腎臓の病気が見つかり、それ以降は徐々に順位を落としていってしまいました。

病気が原因で引退を余儀なくされてしまいましたが、2017年のミスターオリンピアではクラシックフィジークのカテゴリでその姿を見ることができました。

もちろん、現役時代とはくらべるべくもなく小さくなってしまっているのですが、数々の困難にあいながらも、大会で戦っている姿には尊敬します。

トップ選手が認める世界最高のボディビルダー

そんなフレックス・ウィーラーのことをアーノルド・シュワルツネッガーは「今まで見た中で最高のボディビルダーの一人」といっています。

また、ロニー・コールマンも「争った中で一番の選手」といっていたそうです。

そして、筋トレYouTuberであるカトちゃんの一番好きなボディビルダーでもあるんですよ。

こちらの動画でカトちゃんがフレックス・ウィーラーについて話しているのが見られます。

まとめ

ということで、今回はフレックス・ウィーラーを紹介してみました。

好きなボディビルダーのなかで、トップ5には入る選手です。

ではまた。