ミスターオリンピア史上最高のライバルは誰と誰?

ミスターオリンピア史上最高のライバルは誰と誰?

スポーツの世界において、魅力的なライバル同士の戦いは人を引きつけます。

ボディビルにおいても、それぞれの時代にライバル関係にある選手たちがおり、試合を盛り上げていました。

今回はミスターオリンピアにおいてライバルとなっていた選手たちを紹介したいと思います。

Arnold Schwarzenegger VS Franco Columbu

まずは黄金時代からアーノルドシュワルツネッガーとフランココロンブの二人です。

アーノルドは言わずと知れた7度にわたりミスターオリンピアに輝いた選手です。

そのライバルがフランココロンブ。

1973年から1975年の3年間、アーノルドが優勝し、フランコは後塵を配するばかりでした。(フランコは1974年と1975年は200ポンド以下のクラスでは優勝。オーバーオールで負けています)

フランコがオーバーオール優勝を果たすことができた1976年大会にはアーノルドは出場していませんでした。

最後までアーノルドには勝つことができなかったフランコですが、この二人は親睦が深く共にトレーニングをする映像も多く残っています。

Lee Haney VS Rich Gaspari

https://youtu.be/Hdm3y1zgeJY

2組目に紹介するのはリーヘイニーとリッチギャスパリ。

リーヘイニーは1984年から1991年まで連続でミスターオリンピア優勝をしていますが、その中で1986年から1988年までの3年間2位となったのがリッチギャスパリです。

リーは背が高くプロポーションやバランスを重視するタイプの選手でしたが、リッチは背が低くバルクを重視する選手で、正反対の魅力を持つ二人でした。

Dorian Yates VS Kevin Levrone

3組目はドリアンイェーツとケビンレブローニです。

ドリアンイェーツはボディビルの歴史上初めて登場したマスモンスターです。実はドリアンが優勝していた時代、他にショーンレイ、フレックスウィーラーという素晴らしい選手も2位となっているのですが、今回はケビンをライバルとして紹介させてもらいます。

ケビンレブロー二はそのドリアンに対抗できる筋量を持っている選手でした。

全体的なバルクはドリアンが優っていましたが、個々の筋肉の丸みではケビンが優れていて、ちょうど今でいうとドリアンがビッグラミー、ケビンがフィルヒースのような体型の持ち主でした。

1992年と1995年にケビンは2位となっています。

Ronnie Coleman VS Flex Wheeler

4組目はロニーコールマンとフレックスウィーラーです。

先ほども少し名前を挙げたフレックスウィーラーですが、世界で最もプロポーションの良いと言われており、評価もとても高い選手でした。

フレックスは1993年にもドリアンイェーツに次いで2位となっています。

1998年、ドリアンイェーツが引退した年、間違いなく優勝だと思われていたフレックスウィーラーから優勝を奪っていったのがこの年から8年にわたってミスターオリンピアとなるロニーコールマン でした。

翌年の1999年もフレックスは優勝を狙っていましたが、あえなくロニーに敗れています。

しかし、勝っているロニー自身がフレックスを「戦った中で最も優れた選手」と評価しており、共に実力を認め合っていたのが伺えます。

Jay Cutler VS Ronne Coleman

5組目はジェイカトラーとロニーコールマンです。

先ほども紹介したロニーコールマンですが、8度にわたり優勝していた彼を2006年に倒したのがジェイカトラーです。

ジェイはこの勝利を得る前に2001年と2003年から2005年までの4度にわたり、逆にロニーコールマンに負けて2位となっています。ジェイにとっては長年の挑戦により掴み取った逆転での優勝でした。

二人ともバルクを武器とするマスモンスターでした。ロニーコールマンは歴史上最も大きなミスターオリンピアでしたが、2006年に勝利した時のジェイカトラーはコンディションや迫力の面で優っていました。

Phil Heath vs Kai Greene

最後に紹介するのはフィルヒースとカイグリーンです。

この二人は現在のボディビルファンならもう知らない人はいないというほど、ライバル同士としては有名ですね。

2012年から2014年までの3年間、優勝するフィルヒースに次いでカイグリーンが2位でした。

3度にわたり戦いあった二人ですが、個人的に一番印象的なのは2012年の戦いです。

この3年間の中でカイが最もフィルをプッシュした年だと思います。何度も何度も二人だけがセンターに呼ばれポージングをしていました。この年のカイグリーンのコンディションがめちゃくちゃ良くてある種余裕を持ったポージングをしているのに対して、フィルの方が負けまいと気合いを入れて咆哮していたのが印象的でした。

この二人は、隣同士でポージング中に喧嘩になりジャッジから怒られていたり、カイが振り向きざまにその長い髪をフィルにバチっと当てている場面など、会場を沸かせるパフォーマンスを見せてくれていました。

実際にこの二人の仲が悪いというわけではなく、ソーシャルメディア上で二人で会話をしているのを見ることができます。

まとめ

ミスターオリンピアにおけるライバルを紹介しました。

実力の拮抗した二人の戦いを見るのは楽しいですよね。

個人的にはロニーコールマンとフレックスウィーラーの戦いは、二人とも本当に最高の体をしているのですごく好きです。

ではまた。