IFBBエリートプロがマスターのプロカードを発行
- 2019.02.07
- ボディビル大会
- IFBBエリートプロ, エリートプロカード
マスターカテゴリ
IFBBエリートプロでは、ボディビルやフィジークなど全てのカテゴリで、一定の年齢以上の選手しか出場できないマスターのカテゴリがあります。
ボディビルはその他のスポーツと比較して、年齢が高くても現役で続けている選手の数が多いと思います。山岸秀匡選手は45歳だし、デキスタージャクソンは48歳ですが、まだまだ現役で活躍しています。
IFBBエリートプロではこのような年齢の高い選手のカテゴリを作成し、より等しい条件での試合を行えるようにしています。
マスターエリートプロカードの発行
そして、今回IFBBエリートプロはマスターカテゴリのプロカードの発行を発表しました。
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マスターのエリートプロカードを取得するための基準は以下の通りです。
- ワールドマスターズチャンピオンシップまたはコンチネンタルチャンピオンシップの全てのマスターカテゴリの優勝者
- 招待イベントでマスターカテゴリのオーバーオール優勝者
- 年齢の要件を満たすエリートプロ選手。
マスターのエリートプロカードを取得するためには、年齢の制限があります。
各カテゴリにおけるマスターと認められる年齢は以下の通りです。
- マスタービキニフィットネス 35歳以上
- マスターボディフィットネス 35歳以上
- マスターメンズボディビルディング 40際以上
- その他のカテゴリは今後組み入れられる
日本からマスターエリートプロは誕生するのか
現在日本でも、JBBFのマスターのカテゴリで活躍する選手はたくさんいます。
その中でメンズフィジークのマスターで活躍している、田村宜丈選手。
なんと田村選手は、2018年のアーノルドクラシックヨーロッパのアマチュア大会、マスターメンズフィジークでオーバーオール優勝を果たしています。
田村選手がプロを目指すかどうかはわかりませんが、実力的にはプロカードを取得するのに十分であるということですね。
マスターのプロに需要はあるのか
今回のことで、またプロを目指すことのできる人の幅が広まったと思いますが、果たしてマスターのプロに需要はあるのでしょうか。
マスターの選手のみで行う試合では確かに公平性は確保できますが、盛り上がりという面を考えると微妙な感じもします。
ボディビルは年齢を重ねていても、若い選手と対等に戦うことができるスポーツだと思います。
2018年にミスターオリンピアになったショーンローデンは43歳です。若い選手の中でこういったベテランの選手が世界のトップに立つという瞬間がボディビルにおいては面白いところだったりするんですよね。
もちろん、それだけ実力のある選手はオープンのカテゴリに出ればいいということなのですが、そうすると尚更マスターのカテゴリの試合の盛り上がりが下がってしまうような。
まあ、あまり盛り上がりという面は考えなくてもいいのかもしれません。年を重ねた選手たちがプロとして活躍できる場を設けることで、その年齢の競技人口を増やすとかそういった効果があるのかもしれませんね。