2019年ミスターオリンピアは群雄割拠の戦国時代突入か?

2019年ミスターオリンピアは群雄割拠の戦国時代突入か?

2019年のミスターオリンピア開催までに3ヶ月を切りました。

2018年、それまで7年連続で優勝していたフィル・ヒースを倒して、43歳のショーン・ローデンが新しくチャンピオンになりました。

長く続いたフィルの時代が終わり、新たな時代に突入したミスターオリンピア。

過去、一人が長期にわたりチャンピオンに君臨し続けることが多くあったオリンピアですが、今年は誰が優勝するのか予測がつきにくい、誰が優勝してもおかしくない群雄割拠の時代になる気がします。

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2019年ミスターオリンピアにおける不確定要素

今年のミスターオリンピアが戦国時代になるかもしれない理由として、今年のミスターオリンピアは現時点でいくつかの不確定要素があるからです。

それを順番に見ていきましょう。

ショーン・ローデンのコンディション

昨年、素晴らしいコンディションで優勝したショーン・ローデンですが、今年に入ってから、2度のゲストポーズで登場したショーンのコンディションは、とても悪い状態で、果たしてオリンピアまでにベストなコンディションに持ってこられるか、と疑問視している人が多くいます。

またショーンは、先ほども述べたように去年43歳。今年は44歳です。

フィル・ヒースをはじめ、アーノルド・シュワルツネッガー、ドリアン・イェーツ、ロニー・コールマンなど、長きにわたり優勝し続けた選手が、初めて優勝したのは、軒並み20代〜30代の頃です。

この年齢でこの先優勝し続けるのは、非常に困難なことだと思います。

フィル・ヒースとビッグ・ラミーの不参加

確定したことではないのですが、今年のミスターオリンピアにはフィル・ヒースとビッグ・ラミーは不参加なのではという情報があります。

フィルは2018年のミスターオリンピアの時からヘルニアの症状を訴えており、今年はその治療のため、大会には参加できないかもしれないとインタビューでも答えていました。

また、ビッグ・ラミーも怪我による、大会への不参加が噂されています。

7連覇のフィルと2017年2位になっているビッグ・ラミー、このトップ選手二人が出場しないことは、他の選手にとっては優勝に近づくまたとないチャンスです。

新しい顔

今年のオリンピアには、マックス・チャールズ、ユアン・モレル、ジョシュ・レナートウィッツ、パトリック・ムーア、ジョナサン・デラローサなど今年のミスターオリンピアが初めての出場であったり、久しぶりに出場する選手がいます。

世界のオリンピア予選を優勝してきたこれらの選手たちが、オリンピアでどれくらい実力を発揮できるか。

それによっても今年のオリンピアの順位は大きく変わりそうです。

上位層の拮抗した実力

出場選手の中で、上位に位置している選手はかなり実力が拮抗していると言えます。

今やオリンピア、アーノルドクラシックで上位常連となっているローリー・ウィンクラー、ウィリアム・ボナック。

急成長を遂げ、今年のアーノルドクラシックで優勝したブランドン・カリー。

デキスター・ジャクソンも昨年7位と順位を落としてきてはいますが、未だにトップクラスの体を維持しています。

そして、ショーン・ローデンも、上ではコンディションが不確定で、批判的な見方をされていることを取り上げましたが、そのままイマイチなコンディションで参加するとは思えません。

なぜなら彼はいつもオフから完璧なコンディションに仕上げて大会に望んでいるからです。

優勝こそ2018年が初めてでしたが、オリンピアでは3位が3回、2位が1回と上位で安定している選手です。今年も大会では素晴らしいコンディションを見せてくれるでしょう。

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まとめ

このように、不確定な要素が多く、また上位選手たちの実力が拮抗しているため、今年のオリンピアは、誰が優勝してもおかしくないと思います。

そんな中で、選手同士がバチバチしながら戦うのを見られるのが非常に楽しみです。