こんにちは、ズナリーです。
今回は久しぶりに選手紹介。11月17日のジャパンプロで優勝したユアン・モレルを紹介します。
私がユアン選手をちゃんと知ったのは、今年のアーノルドクラシックサウスアメリカでの優勝したときです。
なので、実はあまり詳しくないのです。
ここに書くのは、私が調べたことから思った、ユアン選手ってこんな人なんじゃないかな?っていうことなので、そのつもりで呼んでください。
[adchord]
ボディビル選手・ユアン・モレルのプロフィール
ユアン・モレルの基本的なプロフィールは以下の通りです。
- 体重:134~140kg
- 身長:180cm
- 年齢:37歳
- 出身:アメリカ
今年のアーノルドクラシックサウスアメリカ大会での優勝で、僕は、すごくいい選手がいるんだなと知ったのですが、実は2012年からプロとして活躍している選手です。
身長が180cmあって、体重も130kgを超えてくるので、オープンボディビルの中でもかなり大きい部類に入る選手です。
大きな選手ですが、プロポーションもよく、大きさとバランスの両方を兼ね備えた選手といえると思います。
オリンピアでの評価が低いユアン・モレル
非常に体型に恵まれており、最近の大会では上位の常連になってきているユアン選手ですが、ミスターオリンピアではなかなかいい成績を残せていません。
この2019年のオリンピアの体も、アーノルドサウスアメリカよりもいいと思うんですけどね。
2018年は16位、2019年は14位でした。この先、もっと順位を上げてくる可能性もありますが、今この順位になっている理由の一つは、圧倒的な特徴がない、って所だと思います。
たとえば、今年のミスターオリンピアであるブランドン・カリーは大きな背中と細いウエストが特徴です。そして何より、とんでもないスピードで成長したこと自体が彼の特徴だと思います。
同様に、フィル・ヒースは背中、ショーン・ローデンはウエストとミスターオリンピアで評価される選手には、「この選手といえばこれだ!」っていう特徴があります。
そのあたりが、今のユアン選手には欠けているのかなと思います。
ただ、そんなユアン選手だからこそ、持っている魅力っていうのがあるんですよね。
努力の人、ユアン・モレル
ユアンモレルといえば、ニューヨークプロです。2012年から今年の2019年まで、全て出場しています。
それぞれの年の順位と、優勝した選手をまとめたのが以下の表。
- 2012年 1位セドリック・マクミラン 4位ユアン・モレル
- 2013年 1位ビッグ・ラミー 3位ユアン・モレル
- 2014年 1位ビッグラミー 2位ユアン・モレル
- 2015年 1位ユアン・モレル
- 2016年 1位デキスター・ジャクソン 6位ユアン・モレル
- 2017年 1位セルジオ・オリバ 3位ユアン・モレル
- 2018年 1位ナーサン・デ・アーシャ 2位ユアン・モレル
- 2019年 1位ユアン・モレル
ユアンが優勝したのは、2015年と、2019年の2回。
それ以外の年は、2位から6位に入っているんだけど、その時に優勝しているのはビッグ・ラミーやデキスター・ジャクソン、ナーサン・デ・アーシャなど、ミスターオリンピアで活躍している選手たちです。
しかもそれらの選手は、だいたいその年しか出場していません。
これを見ると、才能ある選手がスッと出場して優勝を奪っていってしまう中、ユアンは毎年出場して1年1年一つずつ順位をあげていて、やっと優勝するも、そこに定着するわけではなく、また下の順位から一つずつ順位をあげていくということを、コツコツとがんばっているっていう印象沸きませんか?
非常に努力の人だな~というのが私のユアンに対する印象です。
[adchord]
かわいい娘を持つ父、ユアン・モレル
あと、ユアン選手は、父としての姿が印象的ですね。
私がそう思ったのは、このインスタを見たときです。
めっちゃかわいいですよね。
すばらしいのは、これがちょうどジャパンプロの1週間くらい前だったってことですね。ご存知の通り、このあとのジャパンプロでユアン選手は優勝します。
それまで、ユアン選手は10月のモンスタージムプロ、11月初めのルーマニアプロと、2大会連続で2位という結果でした。
そこから、娘さんとポージング練習をして、ジャパンプロで優勝っていうのが、なんかいい。
しかも、ルーマニアプロでは負けてしまった、セドリックに勝利しての優勝ですから、とても嬉しかったと思いますね。
ユアン選手自身、大会後のインタビューで、今回勝てたのは娘のおかげと語っていました。
いいお父さんなんだろうなって感じがします。
まとめ
ということで、今回は、ジャパンプロで優勝したユアン・モレルの紹介をしました。
人として、とても魅力のある選手だなと思いますし、これから更に評価も上がってくるんじゃないかと思っています。
ユアン選手自身「自分がミスターオリンピアになれるとは思っていない。でも、ずっとあきらめずに続けるんだ」というようなことを言っています。
正に努力の人です。その努力の先に、世界の頂点があるかもしれません。
日本で一番になった選手です。この先に期待したいですね。