【ボディビル】2021Puerto Rico Proの結果

【ボディビル】2021Puerto Rico Proの結果

2021年7月26-27日にバハマのナッソーで開催されたプエルトリコプロ。
今回はそのボディビルカテゴリの結果をお伝えします。

出場選手一覧

ボディビルカテゴリに出場したのは以下の選手です。
  • ティアゴ・リンス・アダオ(ブラジル)
  • エディ・ブラカモンテス(アメリカ)
  • ジェイミー・クリスチャン・ジョハル(イギリス)
  • パスクアレ・ダンジェロ(イタリア)
  • カミロ・ディアズ(アメリカ)
  • ドリアン・ヘイウッド(アメリカ)
  • テオ・レグエリア(フランス)
  • ウィリアム・マーティンス(ブラジル)
  • ハッサン・ムスタファ(エジプト)
  • アンドレア・ムジ(イタリア)
  • アンドレア・プレスティ(イタリア)
  • モハメド・シャーバン(アメリカ)
  • ロビン・ストランド(カナダ)
  • アキム・ウィリアムス(アメリカ)
  • アラン・ボナンディマン(ブラジル)
写真はトップ6の比較審査。左からテオ・レグエリア、モハメド・シャーバン、アキム・ウィリアムス、ハッサン・ムスタファ、アンドレア・プレスティ、アンドレア・ムジ
(c) NPC News Online

順位

第1位 アキム・ウィリアムス

(c)NPC News Online

昨年のオリンピアからかなり良い評価を得ていたアキム・ウィリアムスが今大会見事に優勝しました。

オリンピアでもそうでしたが、今大会もとても良いコンディションで挑んでいたと思います。

2019年あたりまでの印象では、背中の広背筋が物凄い目立っていたんですが、ここ最近になって体全体がその広背筋に追いついてきている感じがします。

元々強かった広背筋を生かしたバッグポーズは一段と磨きがかかっていて、広さといい分厚さ、デコボコ感で他の選手を圧倒していたように思います。

足もデカくて、ハッサンに追いつきそうなくらいに大きかったように思います。

サイドポーズでもお尻や大腿四頭筋にストリエーションが入っていてカッコ良かったです。

足や腕もデカくなっているし、背中も全体的に広くもなって分厚くもなっているなって、すごいかっこいい体に成長しましたよね。

今年のオリンピアが楽しみです。

第2位 モハメド・シャーバン

(c)NPC News Online

カリフォルニアステートプロでも第2位だったモハメド・シャーバンが今回も第2位でした。

足のゴツゴツ感では誰にも負けていなかったですが、全体的な大きさ、バランスでアキムに軍配が上がった感じでしょうか。

背中も弱いわけではないのですが、アキムの横に立っちゃうとちょっと見劣りしてしまいますよね。

足が目立つポーズであるアブドミナルアンドサイはすごくカッコ良かったですし、腹筋が綺麗なので手を腰に当てたモストマスキュラーもめっちゃバキバキしていてカッコ良かったです。

第3位 ハッサン・ムスタファ

(c)NPC News Online

今年に入って3大会連続で第3位のハッサン。なかなかこの壁が破れませんね。

これだけ目立っているハッサンがなかなか優勝できないのは、コンディションの面もありますが、スタイルの面も不利になっているように思いますね。

他の選手と比較してハッサンは腰やお腹周りが大きめですし、腰の位置も低めです。その辺りがパッと見た時の印象を不利にしているような気がします。

モストマスキュラーの時はかなりハードな感じを出せているので、他のポーズでもこのハードさが出せたらいいと思うのですが。

その辺りをどうやって克服してくるのか注目したいですね。

第4位 アンドレア・プレスティ

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第4位にはイタリアのアンドレア・プレスティ選手が入りました。

スナラボでは初登場の選手なので少し紹介しますと、2018年にプロデビューし、これまでの戦績は2018ルーマニアプロ第4位、2019ビッグマンウィークエンドプロ第7位になっています。

バランスの取れたシャープなかっこいい体をしている選手ですね。今大会ではコンディションもよくて、足のカットがくっきりしているのがカッコ良かったです。

大きさの面はまだ発展途上という印象でした。得に背中の立体感が他の上位選手と比べると足りていなかったですね。

まだデビュー4年目の若い選手なのでこれからに期待できそうです。

第5位 アンドレア・ムジ

(c) NPC News Online

第5位は同じくイタリアのアンドレア・ムジ選手。

この選手も2018年デビューで、2018年ルーマニアプロ第12位、2019年はルーマニアプロ第12位、ヤマモトカップ第4位、プエルトリコプロ第3位。2020年はヨーロッパプロ第6位という戦績です。

深くカットの入った足と引き締まったウエストが良かったですね。筋肉の対称性も整っていて非常にバランスされた体の選手だと思いました。

サイドトライセップスの時、強みである足をしっかり正面に向けて、また体も正面気味にしてバランスの良い体全体を見せているのがカッコ良かったですね。

6位以下の順位は以下にまとめて紹介します。

  • 第6位 テオ・レグエリア
  • 第7位 ウィリアム・マーティンス
  • 第8位 ロビン・ストランド
  • 第9位 ジェイミー・クリスチャン・ジョハル
  • 第10位 ドリアン・ヘイウッド
  • 第11位 カミロ・ディアズ
  • 第12位 パスクアレ・ダンジェロ
  • 第13位 エディ・ブラカモンテス
  • 第14位 ティアゴ・リンス・アダオ
  • 第15位 アラン・ボナディマン

以前、Fitness World誌で期待の新人として紹介したティアゴ・リンス選手がプロ初コンテストでしたが14位でしたね。
コンディションがあまり良くなかったのと、今回のプエルトリコプロは全体的に選手のレベルが高かったので残念でした。

まとめ

というわけで、2021プエルトリコプロの結果を紹介しました。

去年から急激に勢いを増しているアキム選手が優勝しました。

ハッサン選手は3大会連続3位。今後さらに順位を上げられるのか注目ですね。