【ボディビル】トロント・プロ・スーパーショーでジョエル・トーマス優勝

【ボディビル】トロント・プロ・スーパーショーでジョエル・トーマス優勝

大会の順位とスコア

表1:順位とスコア
順位名前トータルスコアOQS順位表
1ジョエル・トーマス6出場決定
2クイントン・エリヤ1211
3ジョセフ・シーマン187
4エレン・ガウリー276
5スタン・ドゥ・ロンジョー315
6カルロス・ロンゴリア34
7ヴィクター・ジョエル・レア・カノ39

ジョエル・トーマスが優勝

優勝したジョエル・トーマス
(c) NPC News Online

オープンボディビルカテゴリにおいて、2022年オリンピアへの出場権を巡るコンテストの7回目となるトロント・プロ・スーパーショーは5日、 カナダのトロントで開催され、アメリカ出身のジョエル・トーマス選手が満場一致のスコアで優勝を果たし、 初のオリンピアへの出場権を手にしました。

ジョエル選手は非常に大きな高密度の筋肉を持つ選手で、特に上腕や肩の大きさが特徴的です。今年はタンパプロで第7位に入っていました。

2015年にプロカードを取得後、2015、2018、2019年のタンパプロに出場していますが、いずれも10〜7位という成績。プロとなって第5戦目となる今回、ついに優勝し2022年、オリンピアの舞台に立ちます。

第2位になったのは、ジョエル選手と最後まで比較審査で競い合ったクイントン・エリヤ選手。
クイントン選手はジョエル選手と対照的な、背が高く非常にエステティックな体型で、セドリック・マクミランを彷彿とさせる選手です。

エステティックな体型に加えサイズも十分にあり、またこの大会では非常に良いコンディションでジョエル選手を追い詰めましたが惜しくも第2位でした。

3位以降は、ジョセフ・シーマン、エレン・ガウリー、スタン・ドゥ・ロンジョーが続いています。

今回の注目選手〜クイントン・エリヤ

エステティックな体型のクイントン選手
(c)NPC News Online

個人的な今大会の注目選手はクイントン・エリヤ選手です。

惜しくも第2位でしたが、個人的な好みで言えばクイントン選手が第1位でしたね。

背が高く、エステティック(美的)な体型に加え、グルーツ(お尻)にストリエーション(筋繊維の筋)が浮かぶほどにコンディションがよかったです。

背の高い選手は、腕や足が細く見えてしまいがちなのですが、クイントン選手はそんなことなく、大きさの面でも見劣りしていません。

最近ではクラシック・フィジークに選手が流れていっているのもあるのか、美しい体のタイプの選手がオープンボディビルから減っているように感じます。

そんな中で、クイントン選手は貴重な存在だと思うので、活躍を期待したいですね。