2024年のMr Olympiaのチャンピオン.そして今年のOlympiaでは第4位と大きく順位を落としたSamson Dauda.
今年のOlympiaでSamsonに次ぐ第5位に位置していたMartin Fitzwater
この二人が戦うことになったEVLS Prague Proで,波乱が起きました.
Olympiaの勝負から逆転,MartinがSamsonを降し優勝しました.
Martinは破竹の勢いで,どんどん実力を伸ばしていますね.
OlympiaではNick Walkerに勝ち,今回のEVLSではOlympiaには出ていなかったMichal Crizoに勝ち,オープンに転向したKeone Pearsonにも勝ち,次々と強者を降しています.
そしてある種ラスボスとも言えるようなOlympiaチャンピオンのSamsonにまで勝つところに来ています.
今回のMartinはOlympiaの時と同様,素晴らしいコンディションを持っていていて,まずここでSamsonを圧倒していましたね.
Samsonは逆に1st callの中でも良くないコンディションでした.
そしてバックポーズの強さもMartinは際立っていました.
僧帽筋と広背筋の厚み.そしてはっきりと形がわかるほどのグルーツ(尻)の大きさ.そこに走るストリエーション.
日々の過酷なトレーニングが浮かぶような体でしたね.
Martinは確かに素晴らしい体を持ってきました.
でもSamsonが実力をきっちりと出せていれば,決して後れを取らないと思うのですが,
今年のSamsonはどうしてしまったんでしょう.なかなか調子が上がりません.
2018年のプロデビュー以降,ものすごい勢いでサイズアップしていっていたので,
今年はその疲労が出てしまったのかもしれないですね.
プロポーションとバルクを兼ね備えた最高のボディビルダーに若干陰りが見えていますが,
今後またどこかの大会で驚きの進化を見せてほしいですね.
  
  
  
  
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