ロニー・コールマンの未公開写真
1998年、ロニー・コールマン(Ronnie Coleman)が初めてミスターオリンピアで優勝した年の未公開写真が、チャド・ニコスル(Chad Nicolls)のインスタグラムで公開されています。
チャドはロニー・コールマンのトレーニングパートナーだった人のようです。
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Here are some never before seen photos of Ronnie at the very beginning stages of our working relationship. I’m not certain of the exact date of these – the date on the photos is incorrect – however, I believe these are approximately pics that were taken around 3-4 weeks out of the 1998 Night of Champions. I wanted to post these, not only because Ronnie’s physique was truly amazing during all stages of his career, but these are the exact photos – just as I received them in the mail. As you can see they aren’t the best lighting – shadowed, some are dark. This is before the digital camera, before any type of filters and all the craziness that we see people doing with their pics now – and it’s well before the age of skype, facetime and all the types of video conferencing that are now available. So it was really important that the photos were to be taken in the exact same place with the exact same lighting each week (to compare photos) – but you also needed to take pics outside to get different lighting so that you could see different things happen to the body. One would think it would be much easier to prep an athlete now – and in certain ways it is because of all the modern technology now available, but there was also something pure and exciting about the old school process. Everything had to be very structured – strategically planned, just as it is now, but I think the old school way eliminated “over-thinking”. Now there is so much information available with videos, digital photos, filters, etc – and with social media there is so much of this that I think you see the athlete too much – so much to the point that it’s just too easy to over think EVERYTHING. #TeamMayhem #1998NightofChampions #GOAT
Chad Nichollsさん(@thedietdoc)がシェアした投稿 –
投稿によると、この写真は1998年のNight of Championsの3〜4週間前に取られた写真のようです。
素晴らしいフィジークですよね。
2枚目のバック・ダブル・バイセップの時、影になってしまっていてわかりにくいですが、ウエストもめちゃくちゃ引き締まっています。
それでいて、全てがデカイ。腕も胸も肩も脚も全部がデカくて引き締めるべきところはちゃんと引き締まっている、本当に弱点のない体だったんだなと思います。
8年間ミスターオリンピアであり続けるというのは、こういう体なんだなと、改めて凄さを感じました。
これらの写真はアナログカメラで、太陽の下で取られたものだそうです。決して良いライティングでの撮影とは言えない写真ですが、このことについても投稿の中で詳細が語られています。
この頃は、今のようにデジタルカメラもなければ、写真技術も進歩していないので、撮影の苦労がたくさんあったようです。
例えば、体の変化を正確に比較するためには、ライティングのコンディションが同じになるように、毎回同じ場所、同じ時間に写真を取る必要があったそうです。
更に、いろんなパターンでの見え方を確認するためには、逆に場所を移して撮影する必要もある。
今ならば、個人で機材をそろえるのも簡単になっていますし、デジカメでその場で確認できますし、フィルタによって様々な状況を再現できます。
当時は、写真撮影にも綿密な計画が必要で、それは現在でも同様だと思いますが、当時は「考えすぎる」ことがなかった。
今は、デジタルカメラで取られた写真や動画がフィルタにより加工され、それがソーシャルメディアで公開されています。
それらの写真にはあまりにも多くの情報がありすぎて、多くのことを「考えすぎて」しまっている気がするとチャドは言っています。
当時の写真はピュアでエキサイティングだったとも言っています。
確かに、ボディビルに限らず、最近のデジカメは綺麗な写真を撮ることができますし、加工によって更に美しく仕上げることもできます。
けど、僕は33ですが、昔のアナログカメラで撮られた写真も、多少不鮮明だったとしてもいいなと思います。
ともあれ、このような貴重な写真を公開してもらえたことには感謝ですね。
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