【ボディビル】2021ミスターオリンピア出場選手の紹介

ボディビル大会

8月15日のヨーロッパプロの結果が出たことで、アーノルドクラシックがまだ残ってはいますが、今年のオリンピアへの出場選手がほぼ出揃いました。

今回は、その選手たちを全員紹介していこうと思います。

2021オリンピア出場選手

ジェイムス・ホリングスヘッド

(c) NPC News Online

2020年のブリティッシュプロで優勝してオリンピア出場権を獲得。
180cmの長身に引き締まったお腹周りが特徴。バキュームもできる。

特筆すべき大きな部位はないけど、バランスが取れている美しいフィジークを持っている。

大腿四頭筋のカットが深くてかっこいいです。

リーガン・グライムス

(c) NPC News Online

カナダ出身、28歳のイケメン。

2020年ルーマニアプロで優勝し、オリンピア出場権を獲得。

若いということもあって、まだ一つ一つの筋肉の大きさは十分ではないけど、もともとクラシックフィジークの選手だっただけあって、非常にシルエットが美しい。

左右のバランスが整っており、分厚い胸筋と背中の下の方まで発達している広背筋が良い

マンドゥ・エルスビエイ

(c) NPC News Online

通称「ビッグ・ラミー」。2020年のミスターオリンピア。

現代ボディビルでは最大の体を持つ選手。特に足の太さと背中の広さは歴代でもトップクラスを誇る。

下半身のカットが出にくい体質なのか、コンディションの悪さを指摘されることが多いが、昨年のオリンピアは素晴らしかった。

今年も優勝し、ビッグ・ラミー時代を作れるかが注目。

ブランドン・カリー

(c) NPC News Online

2020年オリンピア第2位。

2019年に、前年チャンピオンのショーン・ローデンが不在の中優勝し、バランス型チャンピオンの時代を維持するかと思われたけど、2020年に素晴らしいコンディションを持ってきたビッグ・ラミーに辛くも敗北。

2015年のオリンピア初出場(15位)から、年々目を見張る進化を見せてきた。

締めるとこは締めて、出すとこは出まくっているメリハリあるフィジークはシンプルにカッコいい。

足が弱点として挙げられるが、そこも年々、改善してきている。

今年はサイズアップを狙ったトレーニングをしているらしいので、オリンピアでその姿を見るのが楽しみ。

フィル・ヒース

(c) NPC News Online

2020年オリンピア第3位。

ミスターオリンピアにおいて連覇という王朝を作り上げた、現段階では最後の選手。

誰にも真似できない、立体感のある背中の圧倒的な迫力を武器に7連覇を成し遂げたが、2018年には美しいプロポーションの持ち主であるショーン・ローデンに敗退。

今年のオリンピアには出場を表明しておらず、コンテストとは別の活動を企画中とか。

ハディ・チョーパン

(c) NPC News Online

通称「ペルシャの狼」。イラン出身の人気ボディビルダー。昨年オリンピア第4位。

世間の評価を見ると、昨年の第2位はハディだろ! という声が多く、非常に人気も高い。

肘や膝、足首や手首など関節がすごく小さいのに、筋肉の発達は世界でもトップレベルなので、非常にメリハリのある個性的なフィジークをしている。

低身長ながら、ビッグ・ラミー、ブランドン、フィルに勝るとも劣らない、でかい背中がカッコいい。

ウィリアム・ボナック

(c) NPC News Online

2020年オリンピア第5位。
ブレのなさ、安定性という意味で今のボディビル界でこの人より上をいく選手はいないと思う。

更に、非常に筋肉の密度が高くて隙間がほぼないので、オープンボディビルでは軽量であるにも関わらず、大きな選手と並んだ時に見劣りしない迫力がある。

正に職人という表現がしっくり来る選手。

ジャスティン・ロドリゲス

(c) NPC News Online

インディプロで優勝して、オリンピアへの出場権を獲得。2020年のオリンピアにも出場しておりその時は第10位。

マッシヴな上半身と位置の高い腰から形作られるVシェイプがカッコいい。

発達した上半身と比べると足は少し控えめな印象を受ける。

Vシェイプの美しさとボコっと出た上腕二頭筋が存在感を放つダブルバイセップスが魅力。

ニコラス・ウォーカー

(c) NPC News Online

ニューヨークプロで優勝し、オリンピア出場権を獲得。

ルーキーとは思えないバルクと、深いカットと蜘蛛の巣の血管が張り巡っている足の迫力がすごい。

去年プロデビューしたばかりの注目のルーキーが遂にオリンピアに参戦。どんなステージを見せるのか注目したい。

パトリック・ムーア

(c) NPC News Online

カリフォルニアプロで優勝し、オリンピアへの出場権を獲得。

圧倒的なアウトラインのかっこよさで2019年に鮮烈なオリンピアデビューを飾り、初出場ながら10位に入った。

細いウエストから上半身、下半身にかけて広がりを見せるいわゆるXフレームと呼ばれる骨格は世界の頂点を目指せるポテンシャルを感じさせるが、
バルクが足りないため、当初の期待に比べると控えめな活躍と言える。

36歳とまだ進化できる可能性を秘めているので、ここからの爆発に期待したい。

アキム・ウィリアムス

(c) NPC News Online

プエルトリコプロで優勝し、オリンピアへの出場を決めた。

昨年のオリンピアにも出場しており、順位はウィリアムに次ぐ第6位。

コンディション面で低評価を受けることが多かったが、最近はかなり改善されてきている。

特徴はなんと言っても背中の筋肉で、正面からでもその大きさと分厚さのわかる広背筋は唯一無二の存在感がある。

アンドレア・プレスティ

(c) NPC News Online

ポルトガルプロで優勝し、オリンピア出場権を獲得。イタリア出身の34歳。オリンピアには初出場となる。

左右のバランスが素晴らしく、特に腹筋が綺麗。ショーン・ローデンを彷彿とさせる。

年齢的なものもあるかもしれないが、バルクはそこまでではない。が、その分バランスに優れていて美しいシルエットをしている。

ハンター・ラブラダ

(c) NPC News Online

シカゴプロで優勝し、オリンピアへの出場権を獲得。昨年オリンピアでは初出場ながら第8位。

上半身の分厚さが魅力。バックポーズは若干弱いかもしれない。

またフロントのラットスプレッドやダブルバイセップスなど上体をそらすようなポーズでは立体感が出にくいようだが、逆にアブドミナルアンドサイやモストマスキュラーのような上体を屈めるポーズではかなりカッコ良い。

イアン・ヴァリエレ

(c) NPC News Online

タンパプロ、テキサスプロで優勝し、オリンピアへの出場を決めた。昨年のオリンピアでは第7位になっている。

8月に開催された大会で2つの優勝を掻っ攫うという、オリンピア出場を目指している選手にとっては「何してくれてんねん!」と言われそうなことをやり遂げたイアン。

ただ、それを成し遂げられてしまうのどの体の持ち主であることも間違いなく、どこをとっても世界でトップクラスの選手である。

バルクも十分にありプロポーションも優れているため、そのシルエットのかっこよさは群を抜いている。

特に、フロントのラットスプレッドのかっこよさは必見。

ナーサン・デ・アーシャ

(c) NPC News Online

ヨーロッパプロで優勝し、オリンピア出場権を獲得。

3年ぶりのオリンピアへの出場となるナーサン。3年前からデカい選手ではあったが、この3年でまた素晴らしくバルクアップしている。

特に大胸筋の大きさはとんでもなく、フロントポーズの時でさえ、肩と同じくらい目立っている。

また特徴的なハイラット(広背筋の位置が高い)の体型から飛び出ている広背筋の分厚さも大迫力。

3年ぶりのオリンピアのステージでのナーサンが楽しみ。

ローリー・ウィンクラー

(c) NPC News Online

ヨーロッパプロ第2位で、オリンピアに出場を得たローリー・ウィンクラー。なぜ2位なのに出場できるのかはわからない。。。が、オリンピアでローリーを見られるのは嬉しいので良し。

モンスター級のバルクが魅力で特に腕の巨大さは現在のボディビル界では随一。

2年ぶりのオリンピア出場となる。
1年間のインターバルで、バルクが少し落ちていたが、ヨーロッパプロでは回復が見られオリンピアの舞台で、どんな姿になっているのかが楽しみ。

モハメド・シャーバン

(c) NPC News Online

モハメド・シャーバンはポイントの第1位でオリンピアの出場権を獲得しました。

コンテストの戦績はカリフォルニアプロ、プエルトリコプロで第2位、シカゴプロで第4位、タンパプロで第4位。

ウエストがめちゃくちゃ細いので、背中や足がすごく大きく見える体型をしている。

膝から下や上腕も小さめなので、その対比でも上腕や大腿四頭筋が大きく映えている。特に大腿四頭筋はカットも深くてカッコいい。

ハッサン・ムスタファ

(c) NPC News Online

ポイントの第2位でオリンピアへの出場を決めた。

コンテスト戦績はニューヨークプロ 、カリフォルニアプロ、プエルトリコプロで第3位、シカゴプロでは第6位でテキサスプロでは第5位だった。

エジプト出身のマスモンスター。彼の足は大木のマルタのように太い。そして足だけじゃなくて全てがデカい。

が、コンディションが良くないことが多く、大きいけどフラットに見えてしまうことがある。

また、お腹周りも大きくプロポーションがあまり良くないのも一つ弱点だと思う。その部分が影響してか注目はされるが優勝までは届かなかった。

その大きさを活かしたモストマスキュラーはかなりの迫力なので、その迫力が他のポーズでも表現できたら良いと思う。

ヴラディスラフ・スホロチコ

(c) NPC News Online

ポイントの第3位でオリンピアへの出場権を獲得。オリンピアには初出場、ウクライナ出身の25歳。

戦績は2020年のルーマニアプロで第2位、ポルトガルプロとヨーロッパプロで第4位をとっている。

ルーマニアプロの頃とヨーロッパプロの頃でサイズアップをしており、若いのにかなりの巨体を誇る。

上半身は分厚さがあって迫力があるし、足も血管がバキバキに走っていてカッコいい。

今回のオリンピアでは最年少。頑張って欲しい。