Japan Pro
日本で初めてとなるプロボディビルの世界大会であるJapan Proが2018年11月18日、東京渋谷で開催されます。
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カテゴリは、212クラスボディビル、メンズフィジーク、ビキニの3つです。
ホームページを見る限り、参加選手のリストは見当たらなかったのですが、ポスターを見る限りでは、
- 212クラスボディビル:Hadi Choopan、Jose Raymond、David Henry
- メンズフィジーク:Brandon Hendrickson
- ビキニ:Ashley Kaltwasser、Breena Martiez
など、オリンピアや、その他ワールドクラスの大会で活躍する選手の名前がありました。
またゲストとしてミロス・サーセヴ(Milos Sarcev)、フレックス・ウィーラー(Flex Wheeler)、ショーン・レイ(Shawn Ray)の名も挙げられています。
世界トップクラスの選手が、ついに日本に集まるという、すごいことが起こる日です。
今まで長年にわたって、プロのボディビル大会が日本で行われることはなかったのですが、なぜ今になってプロの大会を開催することができるようになったのか。
その経緯をざっくりと以下に書いてみましたので、興味があれば読んでみてください。
日本でプロボディビル大会が開催されることになった経緯
日本ではほぼ発展してこなかったボディビルの文化が、ここ数年のフィットネスブームによって注目され始め、ついにプロの大会が開催されるまでになりました。
僕は昔のことは知識の上でしか知らないのですが、このように今までほとんど認知されていなかったものが、どんどん成長し人気になっていく様を見るのは、ワクワクしますよね
日本でプロのボディビル大会が開催できるようになった、直接の経緯は、プロボディビルの大会を主催している団体、IFBBの分裂が発端です。
それまではIFBBには、IFBBプロリーグと、IFBBアマチュアリーグの2つの団体があり、それぞれプロの大会と、アマチュアの大会を管理していました。
ボディビルでプロになるためには、プロリーグの傘下組織であるNPC(National Physique Committee)が開催するアマチュアの大会で上位成績を収めてプロカードを取得するか、アマチュアリーグの推薦が必要でした。
しかし、NPCの大会に出場するにはアメリカ国籍を有している必要がありました。アメリカ人以外でプロになるにはアマチュアリーグの推薦を得るしかないということですが、アマチュアリーグはその推薦を与えるのにかなり厳しい条件を設けていたようです。
結果として、プロボディビルダーの多くは、アメリカ国籍を得ている人となり、プロの大会はアメリカを中心に開催されるということになっていました。
ところが、2017年にこのIFBBプロリーグと、IFBBアマチュアリーグのトップが仲違いをし、2つの組織に分裂することになったのです。
そして、IFBBプロリーグは、これからは世界各国でIFBB Pro Qualifierと言う枠組みでアマチュア大会を開催し、成績上位者にプロカードを発行していく旨を発表しました。
それを受けて日本で、アマチュアのボディビル・フィジーク大会を主催していた組織であるNPCJが、IFBBプロリーグと契約を結ぶことにより、NPCJの大会でプロカードを発行することができるようになりました。
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それと同時に、NPCJ主催のもと、プロの大会も開くことができるようになったということです。
自分で調べてみたことをざっくりと書いてみましたが、間違っているところがあったら、ご連絡ください。