2019年ボディビル業界を振り返る

2019年ボディビル業界を振り返る

2019年もいよいよあと1週間で終わりです。

今年のボディビル業界もいろんなことがありました。

ということで、今回は2019年ボディビル業界での出来事を振り返っていこうと思います。

2019年ボディビル業界の振り返り

山岸選手がオリンピア出場

2019年のハイライトのひとつはやはりこの人。世界のトップビルダー山岸秀匡選手が、3年ぶりにオリンピアに出場しました。

今年のはじめに、Instagramで今年の目標はオリンピア出場というとをポスト。


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もちろん目標にしたとしても、簡単に出場できるほど甘いものではありません。
しかし、やっぱり山岸選手はすごい。6月に開催されたヨーロッパダラスプロでとんでもないコンディションで出場し、見事優勝。宣言通り、オリンピアへの出場権を獲得しました。

オリンピアでの順位は第8位。今年のオリンピアは非常にレベルの高く、ご本人としては悔しい順位だったかもしれませんが、オリンピアの舞台で素晴らしい体を見せてくれました。


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そして、山岸選手はすでに来年のオリンピア出場権も獲得しています。

2020年のオリンピアは今年よりも更に進化した体を見せてくれると思いますので、今からすごく楽しみです。

4人の新たな日本人IFBBプロが誕生

世界各国でIFBBのプロクオリファイが開催されるようになって2年目の今年。
2018年の竹本選手、田口選手に続いて、4人の新たなプロ選手が誕生しました。

5月に日本で開催されたジャパンクラシックで、小池友仁選手と児玉晋一郎選手が、それぞれフィジークとボディビルでプロカードを取得しました。


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また、7月に中国で開催されたオリンピアアマチュアでは、多くのファンに期待されていた湯浅幸大選手が、ついにプロに。
中国ではいろんなトラブルに見舞われながらだったそうですが、それを弾き飛ばして、見事に優勝。まさにプロのメンタリティですよね。

そして、12月にはカネキンこと金子駿選手が、バミューダで開催されたカリビアングランプリで優勝。念願のプロになりました。
YouTubeやSNSでも事前のアナウンスはなく、突然の結果報告で驚きました。それほどに集中して望んだコンテストだったのでしょうね。

4人のプロの舞台での活躍が楽しみです。

予想外の連続だったミスターオリンピア

2019年のミスターオリンピアは開催前から、波乱に満ちていました。

昨年2位になったフィル・ヒールはヘルニアの治療のため不参加。またビッグ・ラミーも怪我により出場できなくなってしまいました。
更にはフィルを破って優勝したショーン・ローデンが、なんと女性をレイプした疑いがあるというニュースが7月に出ました。これによりショーンは出場取り消しに。オープンボディビルから優勝候補の選手がごっそり居なくなってしまいました


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そんなオープンボディビルに、なんと212の選手だったハディ・チョーパンが出場。急成長中のブランドン・カリーの存在とともに、残念感の漂うオープンボディビルに新たな風を呼んでくれました。

212クラスでも昨年までのチャンピオン、フレックス・ルイスはオープンボディビルへの転向の準備で今年は不参加で、チャンピオン不在。
多くの不確定要素を孕んだ、予測不可能な大会になりました。

結果も予想外に満ちていました。
まず、212ボディビルでは、大方の予測ではデレク・ランスフォードが優勝候補でしたが、それを覆して、カマル・エルガーニが優勝。素晴らしいコンディションを見せてくれました。

更に、メンズフィジーク、クラシックフィジーク、ビキニという人気カテゴリで新たなチャンピオンが誕生。それぞれレイモンド・エドモンド、クリス・バムステッド、エリサ・ピチーニが優勝しました。クリスの言葉を借りるなら「新しい時代が来た」感じがしましたね。

そしてオープンボディビルでは、1位、2位はブランドン・カリー、ウィリアム・ボナックと順当といった感じでしたが、3位に入ったのがハディ・チョーパン。ピープルズチャンプにも選ばれ初出場ながら素晴らしい結果を残しました。

またオープンボディビルでは、10位に入ったパトリック・ムーアが新たな才能として注目を浴びました。


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日本初のオープンボディビルを含むプロコンテスト、ジャパンプロが開催

2年目となるジャパンプロ。今年は日本で初めてオープンボディビルカテゴリが開催されました。

また竹本選手、小池選手、湯浅選手、児玉選手の4人の日本人選手が同時にプロデビューを果たしました。

ありがたくも、僕は大会のレポート記事を「Fitness World」に書かせていただけるということで、大会も生で観戦させてもらえました。
大好きなセドリック・マクミランを生で見ることができて感動。残念ながらセドリックは2位でしたが、この日優勝したユアンは素晴らしいコンディションでした。


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「Fitness World」にズナリーの記事が掲載

最後に個人的なニュースで恐縮なんですが、上にも書きましたが、NPCJ(来年からはFitness World Japan)から出ているボディビル雑誌「Fitness World」に記事を書かせていただきました。

海外のボディビルの情報がまとまっている日本語のサイトが欲しいと思って、趣味として始めたズナラボですが、まさかこんな事になるとは思ってもみませんでした。
「いつかは、ボディビルの大会も生で見てみたいな〜」とか、なんとなく思っていたくらいだったのが、いきなり報道のめっちゃいい席でオープンボディビルの世界戦を見るという、とんでもなく貴重な体験をさせてもらえました。

お声がけいただいた堺部さんには本当に感謝です。

もしよかったら「Fitness World」も買って読んでください。ジャパンプロ、ミスターオリンピアのいろんな視点からの記事が読めてとても面白いです。

最後宣伝になっちゃったw よろしくお願いします。

まとめ

ということで、2019年のボディビル業界の出来事を振り返ってみました。

皆さんはどんなことが印象に残っているでしょうか。

どんどん盛り上がっていくボディビル・フィットネス業界。来年もどんなことが起こるのか楽しみです。