2021年7月23〜24日にシカゴプロが開催されました。
この大会には2年ぶりのコンテストとなるローリー・ウィンクラーや、リー・ラブラダの息子のハンター・ラブラダが出場します。
また、今年に入って3大会全てで第3位に止まっているハッサン・ムスタファもいます。
注目する選手が多く出場したこの大会の結果をお伝えします。
ボディビルの順位
第1位:ハンター・ラブラダ

ハンター・ラブラダが今年初めてのコンテスト出場で見事に優勝しました。
2020年のオリンピア以来のコンテストでしたが、体の方はその頃から大きな変化は見られなかったと思います。
お尻にまでストリエーションが見えていてしっかりと絞れた緊張感のあるコンディションがよかったですね。
オリンピアの時にも同様のコンディションだったので、なんとなくですが、ウィリアム・ボナックのような毎回安定したコンディションを持ってくる選手のような気がしますね。
第2位:ブレット・ウィルキン

2019年まで212クラスの選手だったのですが、今年からオープンクラスに挑戦しており初のコンテストで準優勝しました。
212クラスで戦っていた頃の体と比べると、全く違う体になっていて驚きます。
顔を隠して比べたら、絶対別の人間だと思うレベルです。
本当に素晴らしい変化なので、この準優勝は納得ですね。
第3位:マックス・チャールズ

今年初コンテストのマックス・チャールズは第3位。昨年のシカゴプロでも第3位でした。
マックス・チャールズはデカさで言えばビッグ・ラミーにも引けをとらないくらい、今のボディビル界ではトップクラスの選手ですよね。
ジャパンプロの時に、外を歩いているのを間近で見たことがあるのですが、あまりのデカさに呆気にとられたのを覚えています。
それでもなかなか優勝できないので、ボディビルの難しさを感じますよね。
第4位:モハメド・シャーバン

カリフォルニアプロとプエルトリコプロでともに2位だったモハメド・シャーバンが今回は第4位でした。
今回もとても良い下半身でしたが順位は下がってしまいましたね。
サイズと腕にカットが入るともっとよくなるかなと思います。
第5位:ローリー・ウィンクラー

2019年以来2年ぶりとなるコンテストでしたが、結果は第5位。もう少し上位にいって欲しかった。
体を見てみると2019年に比べると全体的にサイズが小さくなってしまっているように感じました。
特に足。正面から見たときの大きさが明らかに小さくなっています。
上半身も胸の厚みが以前よりもなくなっているように思いました。
背中も正面から見たときの広背筋の広がりが少なくなっているように見えましたね。
ローリーの魅力だった迫力が、薄れてしまったように感じました。
バックポーズはそこまで弱くなった感じはしなかったです。
もっと言えば、お尻にストリエーションが入っているくらい絞れていたので、そこは以前よりもよくなっている部分だなと思いました。
6位以下の順位は以下の通りです。
- 第6位:ハッサン・ムスタファ
- 第7位:ザック・マーケル
- 第8位:ジャスティン・マキ
- 第9位:マット・コウバ
- 第10位:スラヴォイ・ベドナー
- 第11位:フィル・クラハー
- 第12位:ジョセフ・マッケイ
- 第13位:エスラム・モハメド
- 第14位:セス・シャウ
- 第15位:ジェイムス・カルバーソン
ハッサンが今回は第6位でしたね。コンディションは今までよりもよかったように思いましたが、上位選手と比べるとまだ足りなかったということですかね。
まとめ
ということで、シカゴプロのボディビルの結果をお伝えしました。
ハンター・ラブラダはデビューしてから2年連続でオリンピア出場を決めました。
ローリーは残念ながらこの大会ではオリンピアへの出場が決まりませんでしたね。この後のコンテストで是非オリンピア出場権を取得して欲しいと思います。