2024 Mr. Olympiaの出場選手の紹介【オープンボディビル】

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2024年のミスターオリンピアに出場する選手が決定しましたので、紹介していきます。

今年は19人の選手がオリンピアへの出場権を獲得しています。(内何名か欠場を発表)

オリンピア常連から今年が初出場の選手、また久しぶりに出場する選手など、今年も非常に楽しみなラインナップになっています。

2024 Mr. Olympiaオープンボディビルの出場選手

Derek Lunsford

  • 2023 IFBB Mr Olympia – 第1位
  • 2022 IFBB Mr Olympia – 第2位
  • 2021 IFBB Mr Olympia 212 – 第1位

昨年のMr. Olympiaチャンピオンにして、212とオープン2つのオリンピアタイトルをもつ唯一の男。
低身長な体に筋肉を詰めるだけ積み込んだという感じのパンパンの体で、すべてがデカい。
特に背中の広がりと厚みは歴代最強クラス。それでいてウエストは細くプロポーションの面も申し分ない。

今年のオリンピアでも優勝候補の筆頭間違いなしの選手です。

Hadi Choopan

  • 2024 IFBB Arnold Classic UK – 第1位
  • 2024 IFBB Arnold Classic – 第1位
  • 2023 IFBB Mr Olympia – 第2位

Derekの最大のライバルとなるのがHadi Choopan。
今年は2つのArnold Classicで優勝し、オリンピアチャンピオン奪還への気合も十分という感じです。
全身を破裂しそうなほど膨れ上がった筋肉で覆った大迫力の体を持っており、Derekにもまったく引けを取りません。
二人の大きな違いはウエストのサイズでHadiはウエストも大きめで、そのマッシヴさが魅力となっています。

昨年もかなりの接戦を繰り広げた二人ですが、今年もどちらが優勝するか予測がつきません。

Samson Dauda

  • 2024 IFBB Arnold Classic UK – 第2位
  • 2024 IFBB Arnold Classic – 第2位
  • 2023 IFBB Romania Muscle Fest Pro – 第1位
  • 2023 IFBB Mr Olympia – 第3位

トップ2とは一味違うエステティックさを兼ね備えた体で、二人に挑んでいくSamson Dauda。
高身長な分、大きな筋肉のサイズを必要としますが、昨年の時点で二人にも見劣りしないレベルになっていたと思います。
あとは、完成度の面でどれだけ二人に追いつけるか。
完成度とは筋肉の厚みや、破裂しそうなくらいパンパンに張っている感じとかですね。
Arnold ClassicではまだHadiが上でしたが、それからの半年でこの差を詰めることができたのか。
そこによっては、Samsonも十分優勝を狙えると思います。

Theo Leguerrier

  • 2023 IFBB Japan Pro – 第1位
  • 2023 IFBB Mr Olympia – 第13位
  • 2023 IFBB Italian Olympus Pro – 第1位

昨年のJapan Openでオリンピア出場を決めたTheo Leguerrier。
引き締まったウエストとバランスのよい体系、おしりまでストリエーションの入ったコンディションの良さが強みの選手ですね。
昨年のオリンピアでは13位でしたが、この順位を伸ばせるかが注目です。

Rafael Brandao

  • 2024 IFBB Arnold Classic – 第3位
  • 2024 IFBB Professional League Arnold Brazil Pro – 第1位
  • 2022 IFBB Mr Olympia – 第10位

2022年のオリンピアで初出場ながら、黄金時代のような美しさに磨きをかけた体で10位になったRafael Brandao。
今年のArnold Classicではバランスの良さを残しながらもサイズアップを果たした姿を見せており、2年ぶりのオリンピアの舞台で見られるのが非常に楽しみな選手です。

Martin Fitzwater

  • 2024 IFBB New York Pro – 第2位
  • 2024 IFBB Detroit Pro – 第1位
  • 2022 IFBB Arnold Classic United Kingdom – 第4位

Phil Heathを彷彿とさせる、優れたバランスと丸みのある筋肉という強みを持つ選手。
絞りも素晴らしく、深くカットが入った大腿四頭筋やストリエーションの入ったおしりもかっこいいです。
筋肉がミチミチに詰め込まれたような密度感と厚みのある背中も必見です。

Nicholas Walker (欠場)

  • 2024 IFBB New York Pro – 第1位
  • 2023 IFBB Arnold Classic – 第2位
  • 2022 IFBB Mr Olympia – 第3位

10月6日にinstagramでNickが欠場することが伝えられました。
ポストされた動画の中でNickのコーチが、Nickの体と精神の状態が万全ではないことにより今回の出場は見送ることを話しています。

ボディビルは選手の体にも心にも大きな負荷がかかる競技だと思います。
無理はせず、ゆっくり休んで回復してほしいです。


足のケガで昨年のオリンピアを欠場していたNick Walkerが2年ぶりに登場です。
New York Proでは変わらない巨大なバルクを見せてくれたNickですが、
Nickが欠場していた間に進化しているDerek, Hadi, Samsonと並んだ時にどう見えるのかが楽しみです。

Tonio Burton(欠場)

  • 2024 IFBB California State Pro – 第1位
  • 2024 IFBB New York Pro – 第3位
  • 2024 IFBB Professional League Arnold Brazil Pro – 第2位

美しいバランスが強みのTonio Burtonですが、欠場を発表しています。
健康面を考慮してということですが、将来を見据えたレベルアップのためとも言っているようです。
来年以降の活躍を期待したいと思います。

Akim Williams

  • 2024 IFBB Toronto Pro Supershow – 第1位
  • 2024 IFBB Arnold Classic UK – 第3位
  • 2024 IFBB Arnold Classic – 第6位

特徴的なハイラットな背中と、高身長ながら巨大なバルクで長く活躍を続けているAkim Williams。
オリンピアへの出場も今年で6回目を数えます。

プロ歴10年を越えるベテラン勢の中ではレアになってきている高身長選手として頑張ってほしいです。

Brandon Curry

  • 2023 IFBB Mr Olympia – 第4位
  • 2022 IFBB Mr Olympia – 第4位
  • 2022 IFBB Arnold Classic – 第1位

2019年のミスターオリンピアチャンピオン。
今年42歳を迎えるベテラン選手ですが、いまだに世界のトップクラスを維持している素晴らしい選手。

トップ3にも引けを取っていないバルクとバランスを兼ね備えた上半身を強みとしており、
逆に下半身はサイズ不足で弱点とみられています。
絞りもいつも若干甘めではあるので、もしそこを改善することができたらと考えると、まだまだポテンシャルを持っている選手です。

William Bonac

  • 2024 IFBB Dubai Pro – 第2位
  • 2024 IFBB Mr Big Evolution Portugal Pro – 第2位
  • 2024 IFBB Empro Pro – 第1位

2022年に体、そして順位も落ち目に思われましたが、今年見事な復活を遂げたWilliam Bonac。
強みである安定感のある絞りと、バランスに優れ、高密度でハードな質感の筋肉を見せてくれています。

圧倒的なバルクを誇る上位の選手たちに対して、バランスとクオリティで勝負をするWilliamがどこまで迫れるのか注目ですね。

Behrooz Tabani

  • 2024 IFBB Dubai Pro – 第1位
  • 2024 IFBB Flex Pro – 第1位
  • 2024 IFBB Empro Pro – 第2位

Hadiと同じくイラン出身のボディビルダー。
今シーズンの大会で2度優勝しており、Flex ProではNathan De Asha、Dubai ProではWilliam Bonacと
二人のオリンピアンを破っており、ポテンシャルの高さをうかがえます。
厚みのある上半身に、タイトなウエスト、そしてケツの大きさが異次元な下半身が強みです。

イラン出身ということで、HadiがそうであったようにVISA取得に問題が起きないかが心配ですね。

Nathan De Asha(欠場)

  • 2024 IFBB Dubai Pro – 第3位
  • 2024 IFBB Mr Big Evolution Portugal Pro – 第1位
  • 2024 IFBB Flex Pro – 第2位

Nathanの2024年のミスターオリンピアに欠場することをGeneration Ironが報じています。

Men’s Open Nathan De Asha Out Of 2024 Olympia

NathanのコーチであるStefan KienzlがYouTubeで欠場について語っています。
更なる進化のための欠場、ということですが、
Nathanは2018年のオリンピア出場を最後に、出場の権利を得ながらも欠場するという状況が続いています。
ファンとしては現代のオリンピアのラインナップの中でNathanがどんな立ち位置にいるのか見てみたいですけどね。
残念ながら、それは今年もお預けになりそうです。

John Jewett

  • 2024 IFBB Vancouver Pro – 第1位
  • 2024 IFBB Toronto Pro Supershow – 第3位
  • 2023 IFBB Legion Sports Fest Pro – 第2位

212から転向した選手で、2019年には212オリンピアで第4位になる実力の持ち主です。
膝の付け根ギリギリまで発達している外側広筋が目立つマッシブな足と、
薄皮一枚になるまで絞り切ったコンディションによる、ハードな質感がかっこいい選手です。

Mohamed Foda

  • 2024 IFBB Tampa Pro – 第2位
  • 2024 IFBB Chicago Pro – 第1位
  • 2023 IFBB Romania Muscle Fest Pro – 第5位

2023年にプロデビューしたばかり。プロ2戦目のChicago Proでオリンピアの出場を決めてしまいました。
正面から見たときのアウトラインの良さが抜群。

エジプト出身の選手で、Big RamyやHassan Mostafaと同様、足が大きいのも特徴です。

Jonathan Delarosa

  • 2024 IFBB Tampa Pro – 第1位
  • 2024 IFBB Arnold Classic UK – 第4位
  • 2024 IFBB Arnold Classic – 第4位

今年40歳を迎えるベテラン選手で、オリンピアへの出場は2019年以来5年ぶり4度目。
今年は2度のアーノルドクラシックで4位になっており調子は良さそう。
オリンピアでも過去最高の12位以上の順にをとれるか注目です。

Chinedu Obiekea

  • 2024 IFBB Texas Pro – 第1位
  • 2023 IFBB Mr Olympia – 第5位
  • 2023 IFBB Arnold Classic – 第3位

私の一押しの選手であるAndrew JackedことChinedu Obiekea。
今年のTexas Proではサイズとアウトラインの良さで他を圧倒する優勝を見せてくれました。
昨年よりもサイズアップされた背中や足により、アウトラインの良さにより磨きがかかっており、
昨年のトップ3にどこまで迫れるか注目です。

Hunter Labrada

  • 2024 IFBB Pro Muscle Pro – 第1位
  • 2023 IFBB Mr Olympia – 第6位
  • 2023 IFBB Texas Pro – 第2位

安定したコンディションと、バランスの良さを持っており、
2020年にオリンピア初出場してから5年連続の出場となります。

一見バランスタイプの選手ですが、ほかの選手と並ぶとサイズの面でも強さがわかります。

Bruno Santos

  • 2024 IFBB Europa Pro – 第1位
  • 2024 IFBB Pro Muscle Pro – 第3位
  • 2022 IFBB MuscleContest Brazil Pro – 第4位

今シーズン最後にオリンピア出場を決めたBruno Santos。

2021年プロデビューのブラジル出身で、バランスの良さと立体感のある上半身を持っています。