2024 Chicago Proの結果【ボディビル】

2024年7月20日に開催されたChicago Proの結果です。

順位

エジプト出身のMohamed Fodaが優勝しました。
Big RamyやHassan Mostafaもそうですが、エジプトの選手は足が優れている選手が多いですね。

Mohamed Fodaの足は、大腿四頭筋の各筋肉のセパレーションがはっきりと分かれていて、
一つ一つの筋肉の形がくっきりと浮かんでいるカッコいい足でした。

正面のポーズではその四頭筋が強烈にアピールしていましたし、
ラットスプレッドをした時の脇の下から見える広背筋の分厚さや、
それと対照的なタイトなウエストが印象的でした。

(C)NPC News Online

第2位になったのはVladyslav Sukhoruchko。
まだ28歳ですが、2022年にはMr. Olympiaにも出場しています。
その頃よりも広背筋や足、コンディションの面で進化が見られました。

サイズもかなり大きな選手ですが、1位のMohamed選手と比較して全体的なアウトラインの良さや完成度の面で劣っていたかと思います。

(C)NPC News Online

第3位になったのはTim Budeshimでした。
ドイツの選手ということで、長身と巨大な筋肉を兼ね備えた迫力のある体形でしたね。

面積の大きな大胸筋やセパレーションがくっきりとした大腿四頭筋がよかったです。

逆に大きなウエストがアウトラインに悪影響している部分や
背中の厚みや広がりが足りないところで、上位の二人に劣っていたかなと思いました。

(C)NPC News Online

第4位になったのはNathan Epler。
今大会ではトップクラスのバランスの良さを誇る選手でしたね。
というのも、Nathan Eplerは212でも活躍していた選手なんですね。

2021年にはMr. Olympiaの212で第5位という好成績を収めています。
バランスとコンディションという212の強みをそのままオープンに持ってきたという感じでしたね。
サイズの面では劣ってしまうため、この順位だったのではないでしょうか。

(C)NPC News Online

第5位になったのはJordan Hutchinsonでした。
彼もNathanに負けず劣らず、すばらしいバランスとプロポーションを持っていましたね。

2021年にプロになったまだ若い選手なので、サイズ面はこれからだと思いますが、
広背筋や僧帽筋の形が美しく、コンディションも抜群でした。
これからの成長が楽しみな選手ですね。