めっちゃびっくりして、皆さんももうご存知だとは思いますが、
2018年のミスターオリンピアチャンピオンであるショーン・ローデンの2019ミスターオリンピアの出場資格が取り消されました。
理由は、ショーン・ローデンがレイプの罪で起訴されたことです。
アメリカンメディアがショーン・ローデンの2019オリンピア出場資格の剥奪を決定
2019年7月12日(アメリカ)に、ミスターオリンピアの公式サイトで、以下の発表がありました。
American Media LLCの会長、またミスターオリンピアの運営者であるデイビッド・パーカーは本日、ショーン・ローデンの2019年とそれ以降のミスターオリンピアの出場資格を取り消すことを発表しました。
また、American MediaはMuscle and FitnessやFLEXなど、同社が運営するメディアでのショーンに関する報道を、裁判が終了するまで停止するとも発表しています。
この発表は以下に紹介する、ショーン・ローデンがレイプの罪で起訴されたとの報道を受けて、出されました。
各メディアの報道
このニュースについての報道が、いくつかのメディアでされています。
Desert Newsによる報道
リンク
Desert Newsはユタ州にある新聞社です。
記事の内容をまとめると
- 起訴文書によると、2018年10月12日に、ショーン・ローデンはユタ州のホテルで、彼の弟子である女性ボディビルダーをレイプした。
- 同じく起訴文書によると、彼女は何度も止めてくれといい、手で押しのけていたにもかかわらず、ショーンは性交を強制した。
- 彼女が「下の階で知り合いが待っているから、何かあったんじゃないかって怪しまれる」と言ったら、ローデンは彼女を解放した。
- 警察によると、彼女の体からローデンのDNAと一致する体液が見つかっている。
ということです。
KMZ Sportsによる報道
KMZ Sportsはスポーツ系の情報ブログです。
KMZ Sportsの記事の内容も、ほぼDesert Newsと同じですが、以下の情報が加えられています。
- 彼女は暴行を受けてすぐに、警察に行き性的暴行の検査を受けた。
- その検査を担当した看護師は、彼女の女性器には裂傷があったと述べている。それは女性がレイプを受けたという主張を、支持できるものである。
この事件を受けて思うこと
以上が、僕が調べることができた情報です。
この情報だけだと、まだショーンが本当に女性をレイプしたのかどうかも、わからないところではあるのですが
2019年のミスターオリンピアへの出場は、おそらく絶望的だと思います。
レイプと言う大きな犯罪が起きたかもしれない状況で、まずはそこについて追求するべきなのだとは思いますが、
僕がまず思ったことは、今年のオリンピアでショーン・ローデンが見られないことが残念だと言うことですね。
昨年、オリンピアにおいて、ひとつの時代の転換点(マスモンスターからプロポーション優位への)が起きようとしていて、そのきっかけを作ったショーンが今年どんな活躍をするのか。
もし、今年ショーンが優勝していたら、44歳でのオリンピア連覇と言う偉業と共に、この流れを絶対的なものにする瞬間が起こっていたと思うのですが、それはもう見れなくなってしまいました。
正直今年のオリンピアの楽しみが半減してしまったと言ってもいいくらいだと思います。
今回の報道が、何かの間違いであるなら、2020年以降、ショーンがまたオリンピアに出場できることもあるかと思います。
が、今回の報道が真実だったら、もう二度とショーンを、オリンピアはもちろん、ほかの大きな大会でも見ることはできないと思います。
ここで、少しだけ事件についても思うことを述べておこうと思います。
まずですが、この事件が真実だったとしら、どんな理由があろうともショーンのやったことは許されることではなく、ちゃんと罪を償う必要があると思います。そこは絶対です。
その上で、たぶんですが、ショーンも本気で彼女を傷つけるつもりはなかったのではないでしょうか。
女性がショーンを拒んだときに、ショーンが「本当に拒まれている」ということを認識できていたら、それ以上、強要することはなかったんじゃないかなと思うんです。
数日前にオリンピアを制して気分が良かったこととか、自分を慕っている女性がホテルを訪ねてきてくれたこととか、
なんかそういったことが重なって、正確な状況の判断ができなくなっちゃったのかなと思います。
ただ、犯罪はどんな理由があろうと犯罪です。被害者にしてみたら、そんなことは関係ないことですしね。
犯してしまった罪には、それ相応の罰でもって償っていかなければいけないのだと思います。
なので、もしショーンが今後オリンピアに出られないと言うことになってしまっても、それは当然の罰なのかなと思います。
いずれにせよ、裁判による決着がつくまでは、どうなるかわからないので、今後も見守っていこうと思います。