こんばんは、ズナリーです。
ボディビルの情報サイト、Skinny2Fitで歴代のビディビルダートップ10が発表されていました。
このテーマ、かなりいろんな意見がネットで見ることができるのですが、ボディビル好きとしてはとても面白いテーマですよね。
またSkinny2Fitがこの記事を出したのが2018年8月18日という、直近なので、最も新しい意見として、取り上げてみたいなと思いました。
以下は、Skinny2Fitの記事の翻訳(かなり適当)に、僕なりの補足を付けたものになります。
Skinny2Fitでも、何を基準に評価するのかによって意見は変わるし、またその基準も絶対ではないと言っています。
1980年にArnold Schwarzeneggerが7回目のMr. Olympiaのタイトルを取得しました。でも多くの人は、Arnoldが優勝にはふさわしくなかったと考えています。
彼がこの大会にサプライズ出場していたなかったら、代わりにFrank ZaneかChris Dickersonが優勝し、3人の保有タイトル数は、大きく違っていたかもしれません。
このようなことが起こるのを見ると、単純にタイトル数をそのまま実力と判断するのは、適さない場合があると言えそうです。
獲得賞金の額で優劣を判断するという方法もあります。が、これもまた問題がありそうです。
Phil HeathはLee Haneyよりも優れたボディビルダーでしょうか?獲得賞金で見れば、Philの勝ちでしょう。でもボディビル業界は大きくなり続けており、賞金も上がってきています。
では名声ではどうでしょう?Arnold Schwerzeneggerは最も有名なボディビルダーです。では彼が最も優れているのでしょうか?
名声という点では、俳優業もしていたLow Ferrignoはかなり優れていますが、タイトル数で見ると彼はそれほど優れている選手とは言えません。
このように、何を基準とするかによって、選手の評価は大きく変わってきます。最終的に、Skinny2Fitでは、タイトル数、名声、獲得賞金全てを考慮し、なおかつ「好み」で、ランキングを作成したと書いています。
そもそも「見た目」を競う競技である以上、やはり最終的には「好み」の問題になってしまうのでしょうね。
ただ、その「好み」として、どのような点を重視したかが、以下のように書かれていました。
-
サイズのある選手よりも、より美しい選手を優先。(つまりMarkus RuhlよりもFrank Zane。)
- ボディビル界で、名が知られていること
- Mr Olympiaのタイトルを他の大会のタイトルよりも優遇
というわけで、あくまでエンターテインメントとして、楽しんでランキングを見ていきましょう。
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10位 – Lou Ferrigno
Lou Ferrignoは1951年、ニューヨークのブルックリン生まれ。
Mr Universeで2回、Mr Americaで1回優勝しています。
Mr Olympiaでの優勝経験はありませんが、1974年大会では2位、1975年大会では3位に輝いています。
ボディビルダーとしてだけでなく、俳優として活躍した人物で、ドキュメンタリー映画の「Pumping Iron」への出演や、「超人ハルク」でハルクを演じています。
ボディビルダーとしての功績は今ひとつかもしれませんが、その名声は、Arnoldに次いで高いところが、10位という評価につながっているということです。
9位 – Franco Columbu
Franco Clumbuは1941年にイタリア、サルデーニャ生まれ。
Mr OlympiaのOverallで2回、Lightweightで3回優勝と言う、素晴らしい功績を持っています。
彼はもともとアマチュアボクサーで、そこからパワーリフターを経て、ボディビルダーになるという経歴を持っています。
そのため、彼はMr Olympiaの中でもトップクラスのパワーを持っていました。
89kgの体重で、デッドリフトは、なんと340kgを持ち上げていたようです。
8位 – Sergio Olivia
Sergio Oliviaは1941年、キューバのグアンタナモで生まれています。
彼はとんでもない筋量を持ちながら、引き締まったウエストを維持し続けており、もっとも美しい体型のボディビルダーだったと言えます。
写真の「オリバーポーズ」の名の由来になった選手です。彼のように引き締まったウエストを持っていないと、できないポーズです
また、Mr Olympiaでは3つのタイトルを獲得しており、そのうちの1回はArnoldを破って優勝したものです。
これはArnoldが唯一敗北した大会であり、SergioはArnoldを破ったことのある唯一のボディビルダーなのです。
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7位 – Frank Zane
Frank Zaneはペンシルベニア州のキングストンに、1942年に生まれました。
1961年に初めてMr Olympiaに出場してから、4位を3回、3位が1回、2位が3回、1位が3回と、ずっとトップ4を維持し続ける安定した競争力を持っていました。
また彼は史上もっともシンメトリカルなボディビルダーと言われており、左右のバランスがすごく整っていて、美しい体をしていました。
1980年大会でArnoldが不完全なコンディションにもかかわらず優勝し、自分が3位になってしまったことに対し、落胆してしまい、1981年にはボイコット、1982年に2位という成績で引退と、無念な最後でしたが、3回の優勝という功績と、その美しい体は高く評価されているようです。
6位 – Larry Scott
アイダホ州ブラックフット出身、1938年生まれのLarry Scott。
彼は、なんと最初のMr Olympiaの優勝者です。
Mr Olympiaは1965年に第1回大会が開催され、それから現在まで実に50年以上の歴史がありますが、そのタイトルはLarry Scottから始まったものなのです。
彼は次の年の大会でも優勝し、引退しました。
競技者としての功績は、他のボディビルダーと比較すると、少し見劣りするかもしれませんが、彼はボディビルというものを世の中に広めたという意味で、とても重要な人物であると言えます。
5位 – Dorian Yates
Dorian Yatesはイギリス、ウォリックシャー州出身、1962年生まれのボディビルダーです。
ヨーロッパ出身のボディビルダーとしては、Arnoldに次いで2番目に成功しているボディビルダーと言えます。
1991年に出場した初めてのMr Olympia大会で、2位をとり、その翌年から6回連続で優勝するという、素晴らしい成績を残しています。
Mr Olympiaで6回優勝というのは、今までで、5番目に多い優勝回数です。
また彼は、とても巨大な筋肉を持っていた選手で、それまで美しさを競う競技であったボディビルを、筋肉の迫力を競う競技に変えてしまったと言われています。
4位 – Lee Haney
1959年、ジョージア州で生まれたLee Haney
彼は、史上もっとも多くのMr Olympiaタイトルを持っているボディビルダーです
1984年、24歳という史上最年少で優勝してから、引退する1991年まで8回連続で優勝しています。
しかも、大会で2位以下になったことがないらしいです。文句なく、もっとも成功したボディビルダーと言えると思います。
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3位 – Phil Heath
1979年生まれ、ワシントン州シアトル出身のPhil Heath
彼は、現在のMr Olympiaのディフェンディングチャンピオンです。
2008年からMr Olympiaに出場しており、初優勝は2011年。それから2017年まで7回連続で優勝しています。
優勝回数で言えば、史上3番目に位置しているPhilですが、2018年8回目のタイトルを取れば同立の1位、2019年も優勝すれば完全独立1位になる可能性があります。
–2018/9/25:追記–
ミスターオリンピア2018はShawn Rhodenが優勝し、Phil Heathの連覇は7までとなりました。
2位 – Ronnie Coleman
Ronnie Colemanは1964年生まれ、ルイジアナ州出身のボディビルダー。
彼は歴代で最大の筋量を持っていたボディビルダーと言われています。
その業績も素晴らしく、1998年から2005年までの8年間、Mr Olympiaでタイトルを取り続けました。
Lee Haneyと並んで歴代最多の8回の優勝と、その巨大な体から歴代最高のボディビルダーという人も多くいます。
さて、そんな彼を退けて、第1位として選ばれたボディビルダーは、もう一人しかいないですよね。
1位 – Arnold Schwerzenegger
Arnold Schwerzeneggerは1947年生まれ、オーストリア、シュタイアーマルク州出身です。
彼は1965年にボディビルダーとしてのキャリアをスタートさせて、1966年にMr Europeで優勝、1968年にMr Universeで優勝、そして1969年に初めてMr Olympiaに出場し2位となっています。この時優勝したのはSergio Oliviaです。
そして1970年から1975年まで、6年連続でMr Olympiaを制しました。
1980年、彼は再びMr Olympiaで優勝し、計7つのタイトルを獲得しています。
ボディビルダーとして以外にも、映画俳優、さらにはカリフォルニア州知事として、その名声は全世界に轟いています。
彼が1位として選ばれた理由を、Skinny2Fitは、Mr Olympiaでの優勝回数と、その名声の高さと述べています。
また、彼がボディビルディング競技に与えた景況の大きさも、彼が1位の理由だということです。
確かに、Arnoldがいなかったら、現在のボディビル人気は、全く違った状況だっただろうなと思えます。
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まとめ
史上最も優れたボディビルダーとしてSkinny2Fitのランキングを紹介してみました。
どうでしたか?納得できるランキングでしたか?
記事の中にも書かれていましたが、このランキングはあくまで主観的なものなので、それぞれ思うところがあると思います。
そもそもボディビルという競技が、「見た目」と言う、とても主観的なものを競う競技なので、いろんな意見が出やすいですよね。
個人的にはやはりKai Greeneはこの中に入れたいなという気持ちがあります。
他のサイトを調べてみると、また全然違ったランキングが紹介されていたりするので、見てみると面白いと思いますよ。
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