ミスターオリンピア2018の結果 – 優勝はショーン・ローデン!!

ミスターオリンピア2018の結果 – 優勝はショーン・ローデン!!
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とんでもない衝撃を受けた、ズナリーです。

アメリカ、ラスベガスで開催されていたミスターオリンピア2018のオープンボディビルの優勝者が決定しました。

去年までフィル・ヒースが7連覇を果たしており、今年はどうなるかと注目されていました。

去年2位だったビッグ・ラミー、アーノルドクラシックで優勝したウィリアム・ボナック、ローリー・ウィンクラーなどもう気になること満載でしたが、結果はどうなったか??

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5位 – ブランドン・カリー

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第5位はブランドン・カリー(Brandon Curry)!! 去年は8位だったので大躍進ですね。

今年のミスターオリンピアはデキスター・ジャクソンが年齢的にトップをキープするのが難しくなってきていたり、ビッグ・ラミーのコンディションがあまりにも良くなかったことなど、去年までトップで競っていた選手の順位が下がっていたというのもありますが、それにも増して彼の最近のすばらしい進化があってこその、このジャンプアップだと思います。

4位 – ウィリアム・ボナック

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4位はウィリアム・ボナック(William Bonac)!! 今年のアーノルドクラシックのチャンピオンですが、去年よりも1つ順位が下がってしまいました。

体重は去年の228lbsから224lbsと、2キロくらい減っていました。

それもあってか、ちょっっっとだけ、去年よりも小さくなっていたような気がします。

ただ、いつものようにコンディションは抜群で、全体のバランスや、筋肉の丸みは相変わらずすごいです。

彼は他の選手よりも体重が軽めなので、それでトップに食い込むためには、すさまじいコンディションとバランスが必要となってくるのですが、彼は毎年そのコンディションを作り上げてくるので、本当にすごい選手だと思います。

3位 – ローリー・ウィンクラー

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3位はローリー・ウィンクラー(Roelly Winklaar)!

去年は第6位でした。一気に3つランクアップで、銅メダル!おめでとうございます!

今年のアーノルドクラシックのオーストラリア大会に続いて、ウィリアム・ボナックを倒しての第3位。

以前の記事で、ローリーのお腹が心配だという記事を書きましたが、まったくの杞憂に終わりましたね。

プレジャッジ、決勝とも、オーストラリア大会の時に負けないすばらしいコンディションだったと思います。

また、今年から導入されたオーディエンスによる投票(People’s Champion)では、見事に第1位に輝きました。

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彼には、めちゃくちゃ太い腕とか、ラットスプレッドをした時の背中の広がりとか、他の選手にはない強烈なインパクトがあるし、ポージングをとる時のグッと力を入れた顔もいいんですよね。

People’s Championに選ばれたことからもわかりますが、観ていてとてもわくわくする選手なんですよね。

今後もさらに活躍してほしいと思います。

2位 – フィル・ヒース

(c)2018 Weider Publications, LLC

2位はなんと、7連覇中だった現代の王者、フィル・ヒース(Phil Heath)でした!!

これはびっくりしましたね。ほとんどのサイトでは今年もフィルが1位という予想がされていましたからね。

2位になってしまった原因は、コンディションが完璧ではなかったこと、あとはお腹周りを調整しきれていなかったことでしょか。

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力を入れている時は大丈夫なんですが、力を抜いたとたんにお腹が膨らんでしまうんですよね。バブルガット(泡の腸という意味)というのですが、いろんなことが原因で、こうなってしまうボディビルダーはたくさんいます。

歴代最多の優勝数をほこるロニー・コールマンもこれが問題となっていましたし、第3位のローリー・ウィンクラーも一時期ひどくなっていたときがありました。

ポージング中も結構苦しそうに呼吸する様子が見られて、膨らんでしまっているお腹に力を入れるのに相当体力を持っていかれているのかなという印象でした。

それでも背中を見せるポーズではさすがという感じでしたね。あの立体感は誰にも勝つことができないと思います。

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試合中のフィルの様子を見ると、ジャッジを待つ間目を閉じていたり、下を向いている瞬間が多くありました。まるで自分が負けてしまうのをわかっているかのような表情でしたね。

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新しいチャンピオンが誕生する瞬間はすごくエキサイティングな瞬間でもありますが、同時に寂しさも感じます。

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表彰でフィルの首にかけられたメダルを、すぐに外してしまうシーン、すごく胸が苦しくなりました。

フィルには是非、来年8回目の優勝を目指して再チャレンジしてほしいと思います。。。が、実はPhilの彼女がInstagramで意味深な投稿をしているんですよね。

“You’ll never see him again. Go bless”

既にこのストーリーは消えていますが、どういう意味なのか。。。

フィルは今年で引退してしまうんでしょうか。。。そうなってしまったらとても残念ですが、正式なフィルの声を待ちたいと思います。

1位 – ショーン・ローデン

(c)2018 Weider Publications, LLC

さあ!フィルを倒して、新しいミスターオリンピアとなったのは。。。ショーン・ローデン(Shawn Rhoden)!!!

すばらしい!!おめでとうございます!!

今年のショーン・ローデンはInstagramですごくハードにトレーニングしている様子を見せてくれたり、フィル・ヒースを挑発するようなインタビューの様子があったりと、ある意味自分に対してすごくプレッシャーをかけていて、すごく気合が入っているんだなと感じていました。

それでも、大会前の大方の予想では、5位以内に食い込むのは難しいのではという感じだったのですが、そんな予測を蹴散らして見事にサンドウのトロフィーを獲得しました。

ショーンが優勝できた一因として、フィルのコンディションがよくなかったというのがあります。

フィルのコンディションが万全だったなら、ショーンの優勝はそれほど簡単ではなかったと思います。

しかし、一番の勝因は、今年のショーン・ローデンのコンディションがめちゃくちゃすばらしかったということです。

去年、髪の毛を生やして挑んだミスターオリンピア2017からとんでもなく進化したコンディションで登場して、オーディエンスを驚かせてくれました。

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一昨年の2016年、今年と同じくフィルと競って、2位になったときのコンディションよりもすばらしく、キャリアを通して最高の仕上がりだったのではないでしょうか。

プレジャッジの時点で、もうフィルが負けるかもという予測をした人も多かったと思います。

それくらい、今年のショーンはすばらしいコンディションでした。

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背中を見せるポーズでは、フィルが優位だったかもしれませんが、それ以外の全てにおいて、ショーンがフィルを圧倒しているように見えました。

ショーン・ローデンは今年で43歳です。ミスターオリンピアとしては最年長のタイトルホルダーとなりました。

歴代のチャンピオンたちのように長年にわたって王座を維持するのは困難な道かもしれませんが、是非これからも活躍を続けて、来年2連覇を狙ってほしいと思います。


-2018/10/21追記-

今後のミスターオリンピアについて僕が思うことを書きましたので、よかったら読んでみてください。

-2018/11/30追記-

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